現金の当日振り込みを２４時間３６５日できるようにする方向

　全国銀行協会（全銀協）が、新たな決済システムを導入し現金の当日振り込みを２４時間３６５日できるようにする方向で検討していることが２０日、分かった。２０１８年中の稼働を目指す。

　現在の銀行間の決済システム（全銀システム）は平日の午前８時半から午後３時半に稼働しており、原則として午後３時半までの振り込みは即時、相手の口座に入金される。午後３時半以降や土日祝日に振り込むと、翌営業日回しになる。

　関係者によると、全銀システムとは別の新システムを導入し、希望する金融機関が参加。参加する銀行に預金口座を開設していれば、いつでも現金を振り込める。約１４００の金融機関が使っている全銀システムの開発費は約８００億円だが、新システムは振り込み機能に絞って開発費を抑える。

　全銀協が７月、振り込み可能時間の延長について顧客アンケートをしたところ、約５２％が「平日夜間や土日祝日に当日中の現金振り込みを利用したい」と回答。これを受けて、全銀システムの平日の稼働時間を一律に拡大する案と、別システムを構築して任意の金融機関が２４時間化する案をまとめた。年内に最終決定する。

 

そのうち警備関連が物色されるかな？

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