チャイムが鳴った
出てみると
ゴリラ🦍の同級生のお兄さんだった
『弟の一周忌のお願いに来ました』
…………
……………………
去年10月
ゴリラ🦍の同級生は亡くなった
噂によると《立場の弱い人》
つまりもしかすると長男よりの人だった
親戚の人が
お兄さんと葬儀受付に来たのだが
『葬儀?
簡単でいいんじゃない?』
『位牌??
どれ…これかぁ、、』
大黒さんは
施主のお兄さんと話をしてるのに
脇から何度も入ってきて中断させた
まるでえっ?葬儀?
ちゃんとやるの??と言ってるようだった
ムッ💢としたのを覚えてる
ゴリラ🦍も子供の頃を思い出して
『この辺はそう言うところがある。仕方ない』
悲しんでいた
一年後
ゴリラ🦍は
お兄さんが
ちゃんと弟の一周忌をやるのか気にしていた
(できれば
やってあげて欲しい
弟の為に院居士を
つけたなら
どうか
ちゃんと供養してやって欲しい…)
お兄さんは来てくれた
弟さんを想い
一周忌のお願いに来てくれた
………ホッとした
ゴリラ🦍が帰ってきたら
真っ先に報告してあげよう
きっと
嬉しくて
涙ぐむに違いない