裏庭工事の人と話をした
『あそこの火の見櫓とってもらうの』
『お寺の土地なの?』
『うん。個人の土地だけどね』
『うちの行政区でも揉めてるよ』
『どこにあったっけ?』
『兼務寺にあるべよ』
『そっか!』
『史跡扱いで定期的に塗装してるけど
めんどくさいって話だよ
地区の消防団が管理してるのかな?』
『義父に聞いたら
史跡扱いしない代わりに
無償で土地をかしたらしいんだよね
でも、三代前…大正時代末期から昭和初期の話なんで
誰も覚えてないよね』
。。。
『何で結婚しなかったの?』
『めんどくさいからな』
『兄弟は誰か結婚してるの?』
『してる』
『安心だね』
『した方がよかったかな』
『母親としては心配かな…』
『どうだかな、、、親も最期は
自分の事しか
考えないよな
自分の事で精一杯…80歳過ぎたらそうなるよ』
確かにそうだ
80歳過ぎたら正気でなくなる
子供達より自分が先
この冷静な分析…この事も
独身者が増えてる原因かも
親が長生きするので
子供達は介護する
親の《代わり様》を見る。。
子供達の事を忘れ
文句を言う様になったり、
誰が誰かも
分からなくなる、、
そんな姿を見てれば
結婚しなくても
いいかな…
めんどくさい…
なるほどね
納得