筒に魅せられた男の日記

京都府八幡市、淀川三川合流域に自生する葦で笛を作ってます。

鵜殿の葦原

2024-12-09 16:50:00 | 日記
整備されている葦原がどんなものなのか、見に行ってきました。



高槻市の鵜殿です。
葦原と言うだけに、葦原が広大に広がっています。




散策していると、葦原が幾つかの区画で管理されているのが分かります。




人ひとりが通れるほどの、獣道のような小道が所々にあり、どの小道も通り抜けられるようになっていて、迷う事はありませんでした。




八幡背割堤の葦と違い、少し細めで節間が長い。

その違いについて調べておきたい。




こう言った広大な地域には、決まって都市開発の対象になります。

鵜殿の葦原の保存に苦労されている事が伺えます。

良い型で共存できればと願ってます。






八幡の背割堤へ

2024-12-08 15:04:00 | 日記
12月5日に八幡の背割堤へ。
ここには、八幡市にある橋本から移植された大楠木があります。
ぼくの子供の頃は、切れば祟りがあるとか、呪いがあるなんて怖がれていましたが、その楠木は、長い間市民を見守ってくれていた思い出の木です。



さて、ここ背割堤の葦事情はと言うと、ご覧のように放置の状態です。



葦は強い植物なので、風で倒れても翌日にはムクムクと立ち上がるそうです。
しかし、このような放置状態になると、蔓が葦に絡みつき、倒されて成長しなくなります。
葦原と言えば、琵琶湖であったり、伏見や高槻の葦原が保護されていて、広大な葦原を形成してます。
背割堤の葦も、環境啓発の発信地として、葦の保護活動が展開できるんじゃないかな?と思います。






しばらくは、背割堤の葦を観察していき、来年は蔓対策をやってみたいです。





一本笛の作り方

2024-12-07 16:28:00 | 日記

八幡の背割堤に自生している葦です。
今の時期は、まだ青々としているので、倒れて枯れている葦を拾ってきて、適当な長さに切っておきました。
節は弱いので、節ごとに切り分けています。
切り分けたら、水で洗って数日干しておきます。
竹の場合、火で表面を炙ると艶が出ます。
葦も少し炙った方が、表面の色合いがしっかりします。
僕は、ガスコンロで炙ってます。
ちなみに火で炙る事で、水分を飛ばす事と、虫を駆除して虫食いを防ぐ意味があるようです。





100均ショップで買った細長いタワシ棒を使って、節の中を掃除。



400番くらいの紙やすりで、表面を整えます。
やすりを掛けると、手触りが良くなります。




底の部分にコルクを詰めるのですが、詰める際に割れる可能性があるので、タコ糸を巻いておきます。
ヘンプ巻きと言うきれいな巻き方もありますが、適当に巻いた方が雰囲気がいいと思ってます。



糸が巻けたら、補強の為にニスを塗っておきます。
100均ショップの安い物でも大丈夫です。
塗り方は僕の場合、使い終わった筆を洗うのが面倒なので割り箸を使ってます。




ニスが乾いたら、コルクを入れる穴の型をヤスリなどを使って整えます。





コルクを穴の大きさにカットして、木工ボンドで接着します。



最後に、唄口を整えます。





縁を薄くした方が、音が出やすいです。
色々と工夫して、音の出やすい型を追求するのも、楽しみのひとつです。




大体16〜17センチくらい。

吹き方は、唄口にくちびるを近づけて、そっと吹いてみて下さい。
ジュースの空瓶で音を出す要領で。




スマホのアプリで、測るとB4(シ)の音でした。











人とひとを繋ぐ笛

2024-12-06 10:59:00 | 日記
この一本笛は、音がひとつしか出せません。
ひとりで、時々ポケットから出しては「ポー」と吹いてます。
でも、この一本笛をたくさんのひとたちと吹けば、色々な音を並べて演奏する事ができます。
人とひとをつないで輪をつくる事ができます。
かんたんに作れます。
ご興味のある方は、是非作ってみて下さい。
(次の投稿で作り方をご紹介します)

八幡背割堤の一本笛を作ってみました。

2024-12-06 10:01:27 | 日記
葦の笛。
琵琶湖の葦で作ったヨシ笛が有名ですね。
僕はどちらかと言うとパンフルートの音が好きかな?
同じ葦なので、音に違いは無いと思いますが(汗)
笛で曲を演奏なんて、全然できないのですが、筒の中から響いてくるアノ音に、何故か心が癒されます。
曲が吹けなくても、あの響きを手元に置いておきたい。
ただそれだけの思いで作ってみました。