どうも、後藤繁樹です。
前回の記事で僕が到底馬主になれないことは分かりましたが、競走馬を育てる場合にどれくらいの維持費がかかるのかを知ると、馬主の金銭的な条件が厳しく設定されている理由が分かってきます。
そこで今回は競走馬の飼育費用について紹介していきます。
競走馬の飼育費用を後藤繁樹が解説!
まず、血統の良い競走馬をセレクトセール(サラブレッドのせり市場)で落札するには平均2,000万円~3,000万円ほどかかります。
牡の方が高い傾向となっており、これまでに2億6,000万円で落札された競走馬もいるのだとか…。
良血でなければ500万円ほどで落札できることもありますが、やはり狙うはG1優勝ですから、どうしても良血統の競走馬が好まれます。
こういったセールでは1歳馬が購入されることが多く、2歳のデビューまでは牧場で育成するため、月30~60万円の維持費がかかるとされています。
そしてデビュー後は馬の成績に関係なく、JRAでは月60~80万円、地方競馬では月20~30万円の厩舎預託費(厩舎人件費、餌代、蹄鉄の打ち変え費用等)がかかります。
あくまでこれは一頭にかかる費用ですが、一頭のみ所有している馬主は少ないため、この何倍、何十倍もの費用を負担している馬主がほとんどだと思います。
そしてレース手当や賞金で飼育費以上の回収ができるといいのですが、実際には収益がマイナスにならない競走馬は10~15%ほどらしいです。
やっぱり本当のお金持ちや、本当に競馬や馬が好きな人じゃないと馬主にはなれないですね(笑)
僕はお客さんとして競馬を楽しませてもらおうと思います!