グランプリブログ

ブレーキは鉄と鉄では止まりません



 AUDI TTの最終型に乗られているK様よりお電話をいただき、ブレーキパッドが無くなってしまったため、車両を陸送で運んで欲しいとのご依頼をいただきました。伺えばなんと車は千葉の実家においてあるとのことase2しかし陸送代金もかなりかさむため、中古のブレーキパッドを購入しとりあえず対処頂きました。



 取り外したブレーキパッドを見せてもらうとパッドの部分は完全になくなり、なんとブレーキパッドの座面とブレーキローターが接触し傷が入っているのが分かります。ブレーキはブレーキパッドがディスクローターを挟み込み、その摩擦で車を止めることができるのですが、鉄と鉄では摩擦がほぼ生まれず制動距離が長くなりとても危険ですexclamation



 さらに直接ブレーキパッドのベースが当たったローターの表面はレコード盤のように筋が入り、数本の大きな溝が刻み込まれてしまっています。こうなると再生どころか新品に交換せざるを得ません。



 ブレーキは『brenbo』のGTブレーキキットに交換されており、聞くところによればもう生産中止となっているとも情報が入りました。しかし調べてもらうと補修用ローターの在庫があるとの連絡を受け、即発注となります。最悪2か月ぐらいは鰍ゥるかな?と思っていましたが、思わぬ朗報に助けられました。



 合わせるブレーキパッドは『DIXCEL』"Z TIPE"のブレンボ4ャbトキャリパー対応パッドをチョイスいたします。今回は効き優先とし制動力、コントロール性能に優れストリード・サーキット走行に対応いたします。



 通常であればパッドが残り少なくなるとインジケーターに警告灯で表示され、パッドの交換をあらかじめ促してくれるのですが、GTブレーキキットに交換してあることにより、パッドのセンサーは無くなることにより最悪このような事態に陥ってしまいます。センサーの付いていないブレーキには要ご用心ですsymbol5

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「AUDI」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事