TOYOTA MR2のブレーキのアップグレードのご依頼を今年の2月に頂き、半年以上経ってようやく交換作業をさせて頂きます。今回はブログにはありませんが、ラジエターの交換作業も同時に施工させて頂きました。
ブレーキキットはAP RACINGのCP6600 4potシステムキットをフロントに選びます。CP6600キャリパーは330mmローターをチョイスするAPレーシングのエントリーモデルとなります。さらにリアはキャリパー交換が出来ないため、同社のビッグローターキットにて対応致します。また適応表にはMR2とはありませんが特注にて製作をして頂いております。
ブレーキローターは軽量を追求し、2ピースタイプのみが採用しています。またパッドとの接触面以外を、超超ジュラルミンで制作する事で、1ピースタイプと比較し同等クラスのローターと比べ、1枚約4kgもの軽量化を実現しています。ローターとベルハウジングの結合には、レース向けローターと全く同じフローティング構造を採用し、ペダルフィール向上に一役かっています。また独自の構造で異音防止にも成功しています。
リアにはパーキングブレーキが内臓となるため、キャリパーの交換自体は出来ませんがローターを大型化するビッグローターとなります。ブレーキローターを大径化する事で、キャリパーは車種別ステーで延長することで大型のローターの装着を可能とし、ノーマルのままでもブレーキの効きを向上させることが可能です。ブレーキの事ならどんなことでもご相談下さい。