川の中でショベルカーがプカプカと浮きながら川底に蓄積された土砂のお掃除。
でっかいでっかいキャタピラーをクルクルと回しながら川の中を器用に動いてます。
土砂を入れる船をショベルの先っぽを使って上手にコントロールしながら川底の土を掘っています。長い間で蓄積された土砂は大量にあるようです。
しかし、何十トンもあるショベルカーがプカプカと浮いているのが不思議でしかたがありません。それほど浮力のあるキャタピラーのようにも見えませんし…。
しばらく見たあと川の下流に向かうと更に驚く光景が目に入ってきました。
おっちゃんが川の中でショベルカーを運転してる…。
水位もそこそこある川なのでショベルカーの半分以上水の中に浸かってます。
運転席も水面ギリギリ。
よく見ると運転席は水面にあわせて上下できるみたいです。
ドライスーツと足ヒレを着けた運転手さんは陸上で運転しているのと変わらない様子でひたすら土砂掘りをしてました。
しばらく土砂掘りをしたあとは運転席を離れてプカプカと川面を浮きながら移動し、土砂の掘り下げた具合をゲージを使って計っていました。計測したあとはまたまたプカプカと浮きながらショベルカーに戻り作業再開。
12月位から順番にずーっと川底の土砂を掃除しているようで、真冬の寒い寒い時期に川の中に入らないといけないのは辛そうです…。
使用しているショベルカーは水没してもいい作りになっているし、作業をされている方は沖縄県から来られているそうです。腕利きの技術者でなければこのような特殊作業は出来ないのでしょうね。
完全に水中に水没し、海底での掘削作業をすることが可能な機械も保有しているそうです。勿論、専門の潜水師もいてはるそうです。
朝から夜まで川の中で作業を続けるのは大変なことです。本当に凄いお仕事です。感心します。
・川底の土砂を撤去。
・河川水位が下がる。
・河川のスペック向上。
・河川災害(海水塩害、洪水)の可能性が下がる。
このような計画立案や費用対効果の検証をされる方も凄いですね…。やっぱり土木屋さんは凄いです…。
感心しまくった出来事でした。
自分の仕事は誰かに役立つことはあるのか、生活を豊かにすることが出来るのかと思ってしまいますね。
