予約時間に間に合うように午前中で授業を抜け出し、そのまま神戸のこども病院までぶっ飛んで行きます。
お昼ご飯は車内でファーストフードですませたり、病院の近くまで行ってから何かを食べたりとまちまちかな。今回はいつもどおりカプリチョーザのトマトとニンニクのパスタ。何だかんだ言ってもこのパスタソースが一番旨い。
予約時刻前には到着しましたが、諸々の検査をしていつもどおり結果が出るのを待ちます。売店でお菓子や飲み物を調達して、人気が無い場所に移動して、まったり休憩タイム。順番が回ってきたらメールでお知らせが来るのは大変便利ですね。大きな病院だと待ち時間が長いので待合から離れてても大丈夫なのは大変助かります。
売店でお菓子や飲み物のゴミを捨てて診察室へ向かおうとした時に、エントランスで見かけた顔が…。
嬉しくて思わずその子の名前を叫んでしまいました。うちの息子と同時期に入院をして共に頑張った仲間との再開です。
すっかり身長も体重も大きくなっていました。息子さんの満点の笑顔も見れました。お父さん、お母さん、弟君も一緒に来られていたので、家族全員が元気そうでとても嬉しくなりました。ほんとが涙出そうでしたね…。
同じ病室だったので、私たちと同様にお友達のご家族も毎朝、毎晩と交代で付きっきりで1年以上看病していたことも知っています。苦労を知っているからこそ余計に家族揃って過ごされている様子を見ると嬉しく思います。
もう数年前の出来事ですが、鮮明に脳裏に焼き付かれた院内での様子は一生忘れることはないと思います。
主治医の問診があるので、お友達と挨拶を済ませてから診察室へ向かいます。待合所で待っていると入院時にお世話になった看護婦さんが挨拶に来てくれました。何かな!?と思っていたら主治医の問診前に少しインタビューをさせて欲しいと依頼でした。
大学病院の研究で息子の病気の治療中に起きる味覚に関する変化について調査されているみたいでした。
勿論、協力することに同意し諸々の書類に署名をしてからインタビューを受けてきました。時間にすれば90分位でしょうか…。30分位の予定が色々とお話をしている内に時間が経過していました。
息子が経験した事が未来の治療方法の改善に繋がれば有難いことですし、同じような思いを治療中の子供達にはしてもらいたくないので覚えている限りの情報はお話が出来たかなと思います。
長期間の入院生活において小児の場合は大人とは異なり、多種多様なお薬の服用や体調や気持ちの変化、体の成長も伴うのでデータの蓄積と分析がかなり難しいのでしょうね。過去からの小さなデータの蓄積が活かされ現在の治療薬や治療方針が確立されていると思うと大変有難く感じます。
我が家に出来ることがあれば何だって協力するつもりです。