八千代の墓参り ５ヵ月忌

２０１０年８月４日に人間にひき殺された子狸の八千代。


あれから５ヵ月とちょっと。

時が経つのは早くもあって、遅くもある。

時間の流れが同じように、命の大切さは同じなのに、儚い命がある。



あれからずっと、この桜の木の根元に眠っている。


木の根元の左側

八千代の遺体のあった場所には

ひっそりと、緑が茂っていた。

そろそろ雪が積もるだろうか。



ひとつの命

この世界でたったひとつだけの命



今日もこの日本の、世界のあちこちで

狸が、熊が、鹿が、犬が、猫が、アライグマが

牛が、豚が、鶏が、ウサギが、猿が、イルカが

人間の身勝手で

抵抗することも許されない奴隷のように殺されている。



可愛がられる動物　大切にされる動物　家族のいる動物　虐待される動物　売買される動物　殺される動物　毛皮をはがれる動物　見せ物にされる動物　ゴミとして捨てられる動物


多くの人達は、考えないように、見ないようにしているんだろう。


可愛がられる子供　大切にされる子供　家族のいる子供　虐待される子供　売買される子供　殺される子供　臓器を抜き取られる子供　見せ物にされる子供　ゴミとして捨てられる子供


解決したいと思うことが最初の一歩なんだと、そう思う。


２ヶ月前にも同じ事を書いたけど、今でもやっぱりそう思う。

きっと来月も、来年も、死ぬまでずっと。