NPO個人ケイ&リルこの世界のために 全日本動物愛護連合 アニマルポリス 動物愛護党

平和と平等と幸福を! 知らないといけない様々な現実と、考えないといけない物語を提供します。命のために、協力してください。

『少しでも目立つようにリボンをつけます。 そしたら、もらってくれる人だっているかもしれませんね・・』

2013-11-21 12:30:16 |  声 な き 動 物 た ち
大阪市の2頭の犬の保護捕獲をするために色々調べていた時に見かけたブログで、みんなに読んでもらいたいなと思っていたので転載します。

2頭の犬はまだ保護捕獲できてないですが、手作り檻にも徐々に慣れてくれてるみたいで、日々前進しています。



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センターの子供達を救おう! CACI センター訪問記 
苦しむために、悲しむために生まれてきたんじゃない!愛されるために、愛するために、あなたに会うために 生まれてきたのです。
2009/02/14/Sat 『心に触れて』 ~ 夷隅健康福祉センター ~
   
      『犬殺しが来たど!犬つなげやーー!』
 

この言葉は、私が幼稚園生のとき、バイクに乗った祖父が
ご近所中によく呼びかけていた言葉・・・・

 『犬殺し』 この言葉を今の時代に聞くとは思ってもいなかった。

                          それも、職員の方の口から・・・・。
                





2月12日、半月前にお約束させていただいた
夷隅健康福祉センターの抑留施設を 見学させていただくため
朝、子供たちが学校へ出たと同時に家を出ました。

勝浦に向う車の中は、ぽかぽかの春陽気。
薄手のシャツでもじんわり、汗ばむほど暖かい日でした。

予定よりも1時間早く勝浦に到着し、近くのコンビニに立ち寄り
しばらく休憩、そして健康福祉センターに向いました。


職員の方に、昨年、夷隅に収容されたポインターのリンダが
里親様の元に行ったこと、負傷した柴犬が縁あって
今は北海道のキャンママさんのおうちの子になっていることなど
お話させていただき、それはそれは喜んでくださいました。

お約束時間となり、外にでました。

そこには捕獲車が1台。

今から9年前、捕獲された犬に首輪をつけられたら
連れて帰っても良い、といわれ
捕獲車にのり、犬に首輪をつけ連れ帰ったことを思い出しながら
中を見せていただきました。

005車

後ろの扉をあけるともう一つ扉があります。
捕獲された犬は、ここから中へと入れられます。

002回収車


その奥にも、扉がありますが、この車には捕獲箱が乗せてありました。

001収容車

換気扇もついています。
しかし、エアコンはありません。


003換気扇


004回収車

通常は2人で作業に出かけるそうですが
逃げてしまう警戒心の強い子のときは、4人体勢で後ろの座席にも
職員の方が乗ります。

右にかかっている、オレンジ色のロープは捕獲用ロープで
犬の首にかけ、収容します。


007捕獲用ロープ

針金が見えるものは、捕獲棒。

006捕獲棒



捕獲するときの距離や、車の中に職員の方が乗ったまま
窓から棒を出して捕獲する場合もあるそうです。

059がね

形が用途に合わせ違いました。

058がね

私も捕獲するとき、捕獲用ロープはリードの持ち手にフックを通し
輪にして捕獲します。

針金こそは使いませんが、これがあったら、距離を保ちながら
捕まえることができる・・と思いました。

今でこそ、街中で捕獲する場面にはぶつかりませんが
今から15年、10年前までは、リードで何頭捕まえたか・・。

2月8日、市原パーキングエリア東京方面で
迷子犬?捨てられ犬を見つけ、ドックランに追い込み
リードで捕獲したばかりです。



中を見せていただいた後、次長様が体験してみますか?と
捕獲車に乗せてくださいました。

抑留施設まで、青い海を見ながら向いました。
009海


施設は、君津と同じで山の中にありました。
とても小さな施設でした。
057施設

文字も読めないほど、古い慰霊碑・・・・
一体何頭の子が、この施設に収容されたのでしょうか・・・。

034慰霊碑



長靴に履き替え施設内に・・・・。
部屋は全部で5部屋。

施設内には成犬1頭  子犬3頭  ダックス1頭が収容されていました。

ダックスの女の子は捕獲箱の中に・・。

捕獲されたばかりと思っていましたが、日向ぼっこのため
捕獲箱に入っていただけでした。

寂しさから吠えていました。
撫でてあげるとお腹を出して、寝転んでしまうかわいい子でした。

014ダックス
013ダックス
039ダックスメス


子犬も3頭 生後1ヶ月令でかわいい歯がちらりと見えました。

狛犬のように頭がゆらゆら・・・

かわいい盛りの赤ちゃんたちです。

029子犬オス

茶とクロは♂    クロ♀
離乳食に入り、ようやくぺちゃぺちゃと食べ始めたといっておられました。

055メス1オス2015子犬



骨折した古傷がある、生後1年くらいのかわいい小ぶりのMIXの女の子。
捕獲箱に入り、やはり日向ぼっこ中でした。
怯えていますが、性格のとてもよい子でした。

歩くことには問題はありません。
骨折はすでに固まってしまっているようでした。


019MIXメス1歳くらい
036MIX.jpg







犬舎のほうは、とても綺麗に掃除されまったくにおいもなく
風通しも良くて、管理、衛生面が行き届いていると思いました。

020抑留施設

奥に見える扉は手動で開きます。

023扉

このレバーを引くと開くようになっています。

0211111





犬小屋は掃除が大変ですが、あれば犬も安心するかと思い
入れてあげた、とおっしゃっていました。

024部屋

一番奥には狭いですが2部屋ありました。

025小部屋


 

職員の方が私に聞かれました。

 『富里のほうでは、この子犬たちは里親につきそうですか?』と・・・・

私は
『たぶん、パルボ感染する確率は高く、子犬の譲渡会には難しいと思います。生後2ヶ月を過ぎていないとたぶん・・・・死んでしまうと思います』 とお伝えしました。


職員の方は 
『誰かに拾い上げてもらえるように、少しでも目立つようにリボンをつけます。
そしたら、もらってくれる人だっているかもしれませんね・・・・』 とうつむきながら。

子犬を撫でる手は、いつもそうしてあげているのでしょう
すぐに大人しくなったので、慣れているんだな・・と分かりました。

やっとミルクから離乳になった時を世話して、来週にはこの子達を
千葉のセンターに送らなければいけない心境はどんなものなのでしょう・・・・
子犬なのに、ウンチまみれになっていないほど、肌理細やかなお世話がそこにはありました。


この子達のために、職員の方が作ったハウス・・・
056手作り

洗い立てのトレーナーは、お日様の光を受け
あたたかい毛布に 早変わり!

054ダックスの部屋

ここにいるときだけでも・・・と冷たくないように、寒くないようにと
すのこを作ってくださり・・・・

022すのこ

小さい古い施設にペンキを塗り
049MIX.jpg



少しでも綺麗にと 洗って干して・・・・
031捕獲用ロープ

そこには沢山の愛情がありました。

027愛情


ここに収容されたこは『守るために』に捕獲された子達です。

決して死なせるために捕獲し、収容しているのではないのです。

捕獲作業をされるとき、いつも思うそうです。

『どうして捨てるんだろう・・・?どうして?捨てるなら飼うな!』  と・・・。


『人は自分たちの事を 犬殺しと呼ぶんですよ。 とてもやり切れないときがある・・』と・・・。


昔は処分するために捕獲をしていました。

今は、命を守るために保護をするのです。

          
          その目的は 『飼い主への返還』 なのです!


なのに持ち込む人間たちがいる現実・・・・
捨てていく人間たちがいる現実・・・・

尻尾をふり甘えるこの子達を、処分しなくてはいけない現実を
仕事だからと心を殺して、捨てたバカな飼い主のせいで
職員の皆さまは、富里に送らなければならないのです。




自腹を切って、病院に連れて行ってくださった職員の方
目の開かない子犬や子猫のおトイレの世話などなどしてくださる職員の方・・・・
生かすために、生きてもらうために、一生懸命お世話し、努力してくださる

あたたかい職員の皆さまの心に触れさせていただきました。


職員の皆さまの思いが、収容情報をご覧の皆さまの
心に、少しでも届くよう願うばかりです。



一日、考えました。

のんちゃんと言うクロラブを引き取ったとき、お腹が大きく
妊娠しているかもしれない、生まれるなら5匹?6匹?いや8頭?!
その覚悟で引き取りました。

残念なことに、末期のフィラリア症とかなりひどい心臓肥大でした。

それを思えば、子犬3頭は少ない数です。

私たちは、もう成犬を引き受けることができなくなりました。
場所、人手、全てにおいて、成犬は今は引き受けられません。

しかし、散歩もない生後1ヶ月の子なら、お世話することはできます。

引き受けることにしました!

本日、その旨をお伝えしたら

『ノミ取り、回虫がたくさんいたので薬は投薬してあります。それしかしてないんですが・・』と
担当職員の方がおっしゃいました。

希望は捨ててない、この子達が生きることに望みを持っていてくださっている!

引取りを申し出なければ、この子達は正直いって、生きる確率はすくなっただろうに・・・

それでも、諦めない職員の方の心を私たちがしっかり受け止めようと
思いました。

この子達の後にも、また入ってくるかもしれませんが
そのときは、このブログをご覧の皆様の中で犬と暮らしたいと思ってくださる方がいるのなら
是非、夷隅からも迎えてあげてほしいと思います。

取りまとめは千葉県動物愛護センターですが、収容情報に掲載されている
犬や猫の詳細は快く教えてくださいます。




私が夷隅に行っているとき、夷隅健康福祉センターにこちらでもよく名前を
出させていただいている仲間のbumbooさんが、ダックスのことで
電話を入れていたのです。

職員の方が、私と知り合いだということを知り
電話を換わってくださいました。bumbooさんは、画像のダックスにお声をかけようと
詳細を知るために電話をしてきたのです。
私が夷隅に来ていることを知ってびっくりされていました。

やはり何かのご縁ですね。

ダックスの詳細は私が確認し、bumbooさんが引き受けてくださることに
なりました。





子犬にリボンはもうつける必要はありません。
確実に私たちが受け取らせていただきます。

大切にお世話してくださった命、しっかりお預かりします!



お忙しい中、お時間を割いてご案内くださいました
夷隅健康福祉センターの職員の皆さまに
心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。


千葉県内の抑留施設は5箇所です。
残るは安房の施設だけです。

また時間を見つけ、見学に行ってきたいと思います。


子犬の里親希望者様、預かりをしてくださる方がおりましたら
是非ご協力お願いいたします。





センターの子供達を救おう! CACI センター訪問記 
苦しむために、悲しむために生まれてきたんじゃない!愛されるために、愛するために、あなたに会うために 生まれてきたのです。
2009/02/14/Sat 『心に触れて』 ~ 夷隅健康福祉センター ~





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BS世界のドキュメンタリー イギリス 犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病~

http://youtu.be/6mmnJQX4ipQ



BS世界のドキュメンタリー 動物と人間社会 続・犬たちの悲鳴 ~告発から3年~

http://youtu.be/Dhnom1oQWus







2013/11/21



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