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 【赤い薔薇? 白い薔薇?】 天安門にバラの花束を 【アムネスティ オンライン署名】

2009-05-15 08:53:20 | ~この世界のために~

■6月4日 天安門事件20周年[国際キャンペーン]
 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2369



◆1989年6月3日の夜から4日にかけて、天安門広場で行なわれていた民主化を求める平和的なデモに対し、激しい弾圧が行なわれました。

 その結果、市民数百人が死亡し、数千人が負傷しました。



その後、数万人が逮捕され、数十人はいまだに拘禁されていると見られています。

中国政府は、事件の真相究明を拒否し、加害者の処罰を行なっていません。
それどころか、公の場で天安門事件について議論することを禁止し、「天安門の母たち」など犠牲者遺族に嫌がらせをし、逮捕・拘禁するなど、圧力をかけています。

犠牲者の家族は、公の場で亡くなった娘や息子を追悼することができずにいます。


2009年6月4日は天安門事件20周年です。


あの日、平和的なデモに参加しただけでいまだに拘禁されつづけている人たちの釈放、徹底かつ独立した公正な調査、加害者への法的処罰、犠牲者やその家族への賠償を求めて、天安門広場をバラで埋め尽くすアクションに参加してください。


署名に参加していただくと、上の画像の天安門広場にバラが飾られます。

白いバラ(清らかな心)、または 赤いバラ(中国の民主化への思い)を選んでクリックしてください。
 オンライン署名ページにジャンプします。




 ◆1989年 天安門で何が起こったのか?

1989年4月15日、中国共産党の胡耀邦元総書記(こようほう、Fu Yaobang)が心筋梗塞で亡くなり、翌16日、胡氏を追悼するために北京市内の学生たちが天安門広場に集まりました。
 胡氏は、言論の自由を含む、中国の政治・経済の改革派として知られていたからです。

胡氏の追悼集会はまもなく、中国の民主化を求める動きとなって拡大していきました。
公務員の汚職を非難し、政治・経済の改革を求める学生たちは一般市民にも広く支持され、天安門広場には10万人を超す人びとが集結し、地方都市に広がっていきました。

政府とデモに参加する市民との緊張は高まり、5月20日、戒厳令が発令されました。


6月3日の夜、民主化を求めるデモ隊を排除するため、重装備の部隊と数百の装甲車が北京市内に入りました。

部隊はデモ参加者や見物人に向かって手当り次第、あるいは意図的に銃を乱射し、子どもや老人を含む非武装の市民数百人が殺害されました。
さらに、動けなくなった市民が装甲車によって轢き殺されました。
軍が北京市内を制圧したその後数日のうちに、兵士らによって即決で銃殺された者もいました。


同年6月末に中国政府が発表した公式報告書によると、3000人以上の市民が負傷し、36人の学生を含む200人以上が死亡しました。

正確な数字は明らかではありませんが、さらに多くの人が殺害され、軍の介入によるデモ鎮圧後、中国全土で数万人が逮捕されたとアムネスティは推測しています。


拘束された市民の多くは警察や軍によって拷問を受けました。

その中には、刑務所に送られた後も拷問され続け、身体と精神に長期の後遺症が残った人もいました。
また、デモに加わったとして死刑判決を受け数日のうちに処刑された人もいます。
多数の市民が不公正な裁判によって、長期の懲役刑を言い渡されました。


    
 戦車の前に立つ民主化を求める市民 1989年 (C) APGraphicsBank




◆中国の人権、何が問題なの?


 死刑・・・世界一の死刑執行国

現在、世界の死刑執行のうち、80%以上が中国に集中していると言われています。
アムネスティは、入手できる公の報告をもとに、2006年に中国で少なくとも1010人が処刑されたと見積もりました。
しかし、実際の年間の執行数は、これをはるかに上回る8000人から1万人と考えられています。
 しかし公式な統計は、依然として国家機密扱いです。


 治安対策は「労働を通しての再教育」?

中国における「労働を通しての再教育」(労働教養)は、中国の内外から批判を受け、廃止を求める声が高まっている制度です。
それにもかかわらず、北京市当局は、2006年5月8日、北京オリンピックに向けた「クリーン・アップ」(浄化)と治安対策として労働教養を利用することを決定し、その適用範囲が拡大されています。


 人権擁護活動家への弾圧の強化

中国当局は、国内の人権状況の改善や民主化を平和的な手段で訴えている活動家を恣意的に拘束し、拘禁し、あるいは24時間の監視下に置くなど、厳しく締め付けています。


 程遠い「完全な報道の自由」

中国は、我が国を訪れるマスコミに対して完全なる報道の自由を与える」(北京オリンピック委員会の王事務局長による発言。
2001年7月13日付チャイナデイリー紙)──王事務局長が公言した「完全なる報道の自由」とは裏腹に、中国政府は、国内と国外のジャーナリストに対してダブルスタンダード(二重基準)を適用しています。


   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

要請文
Your Excellency,

On the occasion of the 20th anniversary of the military crackdown in Tiananmen Square, I would like to call on you for a full and impartial inquiry into the events on June 1989, with a view to bringing the perpetrators to justice and providing compensation to the victims and their families. I also urge you to end the arbitrary detention, harassment and other restrictions which prevent the Tiananmen Mothers from carrying out their peaceful and legitimate human rights activities.

Respectfully Yours,


<要請文日本語訳>
天安門事件20周年を迎えるにあたり、加害者を裁判にかけ被害者と遺族への賠償を視野に入れた、1989年6月の出来事に関する徹底的かつ公正な調査を求めます。
また、「天安門の母たち」が平和的で合法的な人権活動を行うことを妨げる恣意的拘禁、嫌がらせ、規制を止めるよう求めます。


■6月4日 天安門事件20周年[国際キャンペーン]
 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2369

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