この世界にはそんな国が存在する。
信じられますか? 何処の国だと思いますか? そんな国は無くなれと・・ 思いましたか?
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12/8号のAERAに、「犬ビジネスの闇」という特集が載っている。
AERAの特集記事は2部構成で、前半では一部のペット業者が売れなくなったり、繁殖能力が落ちて「用済み」となった犬を捨てている実態について取り上げ、「ペットの流通システム」が「犬を殺す」結果につながっていることを指摘している。
殺処分の現場を伝える雑誌は今までもあったが、今号はペット業者側にスポットを当てて詳しくまとめてあるので、貴重なレポートだと思う。
▼犬好きから始まった破綻したペットショップ経営の男性の話を紹介する。
現在、男性は100匹ほどの犬を抱えたまま、ブリーダー事業も行き詰って破綻している。
以前は熱帯魚を売っていたのだが、元々犬好きだったのに加えて、犬の方が利益が上がると考え、ブームが去った熱帯魚からブリーダーへと乗り換えたという経緯がある。
●商品にしか見えない犬
利幅を厚くしたいと考え、ブリーディングも始めた。
最初は母体の健康を思い、年に1回しか繁殖させなかった。
だが次第に、整理のたびに交配させるようになった。
同じ頃、犬の価格が下がり始めた。
小型犬ブームが去ったためだった。数を売らなければと、必至になった。
「いつのまにか感覚が麻痺し、犬が商品にしか見えなくなった。
お客さんの求めに応じて生後40日の子犬だって売ってしまう。
たくさん居た方が儲けは大きいから、飼育には目が行き届かなくなり、管理はずさんになる。
私のもとにいる犬は不幸だった。いまはやめてよかったと思う。」
もともと犬好きでも、犬を苦しめる側に回ってしまうというのは怖い話ではあるが、うなづける部分でもある。
全てとは言わないが、悪徳ブリーダーも出だしはこんなものなのかも知れない。
「感覚が麻痺してお金だけを追いかけてしまう」というのは、こういった「犬ビジネス」だけでなく、多方面で見られる話でもある。
社会の暗部がここにも反映されているような気がする。
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今号の後半部分は一転して、
「殺処分ゼロ熊本の挑戦 ― 殺さない方法はきっとある」という
光が見えてくるような内容だ。
▼「殺処分ゼロを目指す」
2002年、熊本市動物愛護センターの職員たちは実現不可能とも思えるそんな目標を掲げた。
合言葉は、
「嫌われる行政になろう」
久木田憲司所長は当時をこう振り返る。
「本来、市の窓口は市民に嫌な思いをさせてはいけないのですが、犬を捨てに来た人には、嫌な思いをしてもらおうと決めました。窓口では時に声を荒げてでも説得し、翻意してもらおうと考えたのです。」
動物愛護法で、飼い主が持ち込んだり、迷子で保護されたりした犬は都道府県や中核市などの自治体が引き取るように定められている。
だが同じ法律に、「飼い主は最後まで飼う義務がある」という趣旨の文言もある。
熊本市は、引取りは緊急避難的措置であり、後者の理念こそ重視すべきだと判断したのだ。
●無責任な飼い主と戦う
センター職員と無責任な飼い主の戦いが始まった。
「噛み癖があって飼えない」
60歳代の男性はそんな理由で、コーギーを持ち込んできた。
元々飼っていた息子が海外転勤になり、自分が面倒を見ることになったという。
「犬が悪いことをしたんだから、罰を受けて当然だろう」
そう主張する男性に対し、小山信係長がこう詰め寄った。
「噛んでいいと教えてしまったのはあなたの息子ではないか。息子の失敗を、なぜこの犬が命をかけて償わなければいけないのですか。」
またある時は、引越しで飼えなくなったという女性が来た。
小山さんはまずこう諭した。
「ここに来れば、この犬は命を絶たれます。飼い主としての最後の責任を果たすため、新たな飼い主を探してください。」
だが女性は30人ほどの知人にあたったが、見つからなかったと説明する。
それでも、小山さんは食い下がる。
「たった30人に聞いて回ったくらいでこの犬が殺されるなんて、理不尽じゃないですか?」
そして地元紙の情報欄への広告掲載などを促す。それでもダメな時は言葉もきつくなる。
「なぜ引っ越す可能性を考えなかったのか。もう二度と動物を飼わないでください。」
◆場合によっては、飼い主を殺処分に立ち会わせる。
飼い主に犬を抱えさせたまま、獣医師が麻酔薬などを静脈注射する。犬は飼い主の腕のなかで痙攣しながら亡くなっていく。
そんな経験をした飼い主は「二度と飼わない」などと言い残し、帰っていくという。
こうしたセンターの対応に、市の広報窓口などには少なくない苦情が寄せられている。
だが、久木田所長は意に介さない。
「ちょっとでも犬の命を救える可能性があるのならそのために全力を尽くす。それが私たちの原点ですから。」
◆2007年に熊本市が飼い主から引き取った犬は52匹。10年前の10分の1にまで減っている。
しかも、殺処分された犬は78匹。 殺処分率は16.9%という低い数字だ。
殺処分数が少なくなったおかげで、1匹ずつ麻酔薬などで安楽死させることが可能になたそうだ。
東京では「法律で決まっているから」と二酸化炭素による殺処分を行っているが(経費を安くするためかも知れません。)、熊本ではその機械はもう2年も使っていないそうだ。
ここまでやればできるんだという証明でもあると思う。
また、「真の道理」の前では「いいわけ」がみすぼらしく見えてしまう。
「現状」を「当たり前」だと考えたら事態は進展していかない。
「嫌われる」ことを「恐れない」という覚悟の大事さも教えてくれる。
「犬の殺処分」の問題点は様々な社会に潜む病巣と似ている部分も多いので、社会全体にとっても非常に参考になると思う。
こういった動きが、県全体の動物愛護につながり、そのことが人間社会の良化につながっていくのではないかと期待している。
そういう意味でも熊本県はモデルケースとして要注目です。
今号では、ペット「業者」がセンターで殺処分目前の犬を引きとって、無償の「里親募集コーナー」を設けている例も書かれている。
前半部分でペットビジネスの「闇」を取り上げて、後半部分でそれを解決するべく「光」(まだわずかばかりかもしれないが)を取り上げていて非常に良くまとまっていると思う。
是非、読んでみてください。
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先週のニュース番組の再放送(関東のみでしたが)もそうでしたが、皆様がたくさんの意見を送って下さったおかげで、局側が「反響が大きい」と認めてくれ、再放送となりました。
今回も、意見・感想などドンドン送って下さい!!
よろしくお願い致します。
それから、AERAのサイトで「気になった記事を選んでボタンを押せる」というシステムを発見しました!
今後の記事の作成の参考にするということなので、こちらの方にもぜひぜひアクセスして、ボタンを押して下さいね~。
【AERA】 http://www.aera-net.jp/latest
最新号というオレンジ色のタイトルのすぐ下です。
意見・感想は、ページの一番下にコメント欄があります。
ブログやHPへの転載は大歓迎ですが、その際、できるだけ意見を送って欲しいという事も一緒に書いて下さい。
よろしくお願いします。
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AERAのサイトより(抜粋)
本誌では、実態をつかむため、飼い主が行政機関に犬を捨てる際に提出する「犬の引取申請書」の情報開示請求を主な自治体に行った。
そこから浮かび上がったのは、流通システムにひそむ闇の深さだ。
動物保護団体「地球生物会議」の野上ふさ子代表らの協力で分析したところ、ペットショップやブリーダーなど流通業者によると思われる捨て犬は、少なくとも1,105匹にのぼった。
野上代表は指摘する。「同じ犬種を数頭まとめて捨てるなど、明らかに業者が持ち込んだとわかる事例が多数ありました。分散して持ち込めば判断は難しいので、今回把握できたのは氷山の一角でしょう」
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▼スウェーデンでは犬の収容施設の中の犬の数が、ゼロです。
スペインでは狩猟犬が狩猟の時期をすぎると大量の殺処分になります。
イギリスやアイルランドのドッグレースでも毎年ビジネスで数知れぬ犬達が強制的に処分されていきます。
日本の動物保護センター前では、クリスマス後の真夜中氷点下5~10度ぐらいの中、平気でダンボールに仔猫や子犬をおいていく人達がいます。
外からセンターの中に投げ捨てる人もいます。
森の中で走る車から犬猫をポイ捨てしたりする人もいます。
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以上、mixiから色々転載しました。
■意味もなく父と母はイヌを殺す。 息子と娘がネコを殺す。 毎日それが当たり前の国、日本。
直接手を下していないだけで、あなたのすぐ側で動物達を殺している人 殺させている人がいます。
そして直接殺されている動物達を見ていないからと、見て見ぬフリをする人達がいます。
ペットショップの小さく狭い箱の中で一日中見世物にされている子犬や子猫は、いつ散歩ができるんでしょうか。
あなたは一日のほとんどを大切なペットを小屋から出さないでおけますか?
ショップの人達がどれだけ麻痺しているのかがよく分かります。
欲しい物は金を出せば買える。 金にならない物は必要ないから処分する。
それが命ある者に対する考え方ですか?
可愛いから買う 寂しいから買う 退屈だから買う 珍しいから買う。
そうじゃないでしょう?
救わないと死んでしまう動物がそこにいるから飼うんですよ。養うんですよ。
今はそう言う時代です。 こんな日本を、そんな国にしたいですよね。
★全国動物愛護センター・管理センター・保護センター・収容所・保健所一覧
http://maigo-pet.hp.infoseek.co.jp/hokennjo.htm
★犬猫の里親探し掲示板 『いつでも里親募集中』
http://www.satoya-boshu.net/
これは2009年ぐらいに書いた記事です。
このブログを見てハッとさせられる部分が
たくさんありました。
野生動物と人との共存を掲げながら
実際に自分の行ってる業務は・・・
参考になりました。
良いですね。理想的ですね^^
野生で精一杯生きている命は尊いですよね☆
魚は、、野生動物でしょうか。
ただの食べ物か、観賞する物か、 何に当たるのか謎でいっぱいですね☆
どんな理由であれ、手放すのは人間の勝手な理由でしかありません。
子供が言うこと聞かないからと言って捨てるのと同じです。重罪です。
正常なペットの売買はともかく、ペットで異常な金儲けをして物のように扱う人、自分勝手に捨てる人は、いつか自分の身に、あるいは自分の家族や子供に振りかかってくる事でしょう。
嫌われたって苦情がきたって関係ない。熊本県のやってることは間違ってないと思います。
苦情言う方が間違ってますよね。そうさしたのは自分勝手な飼い主(人間)なんですから。熊本県のやってる事が気にいらないなら、責任を持ってペットを最期まで手厚く面倒を見れば良いだけです。当たり前の事です。
1日も早く、ペットが殺されない世界になってほしいです。祈ってます。
動物実験の実態に衝撃を覚え、今更ながらですが私でも出来るコトを模索中です…
もし、よろしければ
私の知人や、ブログに紹介させて頂きたいのですが…いかがでしょうか?
微力極まりないのですが、これからの人生、少しずつでも動物達に恩返ししたいと思っています。
どうぞ宜しくお願いいたします。 住吉弘美
コメントありがとう御座います。
このブログの中身はいつでも自由に利用してもらえば良いと思います。
命を守るために利用する事は全然何も問題ないと思います。
みんなでもっともっと恩返しと償いをしていきましょう。
仕事に問題があってドーベルマン飼育禁止の国に移住しなければならなかった自分はドーベルマン2匹捨てた。山に捨てた。手放した方が幸せだと思ったら捨てた。
でも、貴方のサイトを見て反省しました。