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『ペットフードのための拷問と死』 アイムスは10年間に少なくとも460匹の犬や猫を実験で虐殺した。

2013-06-09 16:29:49 | 動物実験禁止
『ペットフードのための拷問と死』 地球生物会議ALIVE
http://www.alive-net.net/world-news/wn-italy/43-2italy.html


 「動物のための食事は私たちのライフワークです。でもそれがコンパニオンアニマルの福祉に貢献するひとつの要因ではありません。そのために我々はアイムス・テクニカルケア機関を設立しました。これはペットの肉体的心理的要求を理解するために私たちを助けてくれる犬や猫たちの家です。ここでは彼らはとても大切に扱われています。家で飼われているペットたちと同じように名前で呼ばれ、毎日世話をして一緒に遊んでくれる人がいます。(中略)私たちは自社のセンター以外での研究にも資金援助をしています。アイムスの出資は栄養、皮膚病学、老人病学、腎不全、アレルギー、その他多くの研究を支えています。」


 これはアイムスのホームページから抜き出した文章だ。
ペットフード・メーカーの中で最も有名な会社のひとつである。(エウカヌーバ・シリーズはとりわけ多くの獣医から推奨されている。)
だがホームページに書かれていないことがある。
アイムスは1991年から2000年までに、少なくとも460匹の犬や猫にぞっとするような実験を直接実施し、または資金援助したということだ。


 専門家の間にだけ流布している雑誌に隠されていた実験の詳細は、イギリスの動物保護グループ「アンケージドUncaged」によって明るみに出された。
彼らはイギリスの最もポピュラーな日刊紙サンデー・エクスプレスの興味をひくことに成功した。
2001年5月27日、第1面に掲載された「ペットフードにおける残酷さが暴露された。トップブランドが犬や猫を実験で苦しめている。」という記事の中で、次のような実験が紹介された。


- 24頭の若い犬が右の腎臓を摘出されたうえ、左の腎臓にひどい損害を与えられた。
蛋白質が腎不全の犬に与える効果を確認するためだ。
手術は腎臓の機能を通常の8分の1に落とすものだった。
腎機能の低下は、人間の場合と同様、動物にも激しい苦痛をもたらす。
腎臓がしかるべく機能しないと、尿を通して除かれるべき毒素が循環してしまう。
この血液中の毒素は、抑鬱状態、嘔吐、ケイレン、口中の潰瘍、食欲減退、癒されない喉の渇きをもたらし、最終的には死に至る。
犬たちは2つのグループに分けられ、7ヶ月及び14ヶ月の間観察された。
実験の結果に影響を与えないために、犬たちの症状を軽減する処置は何もとられなかった。


- 2~5歳の28匹の猫の胃が、2時間に及ぶ外科手術の間、露出させられた。
繊維の豊富な食物の効果を調べる実験だった。実験後、すべての猫は殺された。


- 24匹の雌猫が不妊処置の後、80日間故意に栄養過多の食事を与えられた。
これ以上は太れないほど太り過ぎにさせられた後、非常に厳しいダイエットをさせられ、体重の3分の1を失った。
研究の間、肝臓の生体組織検査が3回なされ、最後には殺されて肝臓を調べられた。
体重の減少と肝機能不全との間の関連を示すために。


- ハスキーの子犬14頭に、皮下や胃壁への注射によって、ワクチンや他のアレルギー抗原物質が繰り返し投与された。
アレルギー反応の危険性を調べるためだ。
当然の事ながら子犬たちは、痒み、皮膚のひび割れ、腫れ物などの症状を示した。


- 12頭のハスキー犬、12頭のミニプードル、12頭のラブラドールの胸に傷を与え、毛の再成長に与える食餌の影響を調べた。
実験はこのような見解で正当化された。
「犬を見たり触ったりすることは心地よいことだ。毛皮に問題のある犬は他の犬ほど可愛がられない。」


- 18頭のグレートデーンの子犬が2種類の食餌を与えられた。
18ヶ月になったときに右の前足と後足の骨が露出させられ、無理に骨折させられた。
似たような実験が豚にも行なわれている。



 これらの恐怖のリストは果てしなく続くが、主な考察を示したほうが有益であろう。
何よりもまず、これらの実験は、人間以外の動物に対する尊敬の念が専門家に属する人々に本質的に不足していることから生じている。
たとえば獣医のように動物の生命の保護と救済を使命としてもつ人々に。
腎不全や肝機能不全についての医学研究は、人間の健康同様、動物の健康にとっても明らかに非常に重要だ。
だが、アイムスが動物に実施したような実験を人間に行なおうとは、決して誰も考えないだろう。
人間に対する治療研究は明確なガイドラインで律されている。
このガイドラインを動物の病気に関する研究へも適用することは可能だ。
また、そうされるべきだろう。
獣医の研究などを通じてペットの飼い主に接触し、病気を特定し、動物の健康や肉体的な元の状態を尊重した研究プログラムを医者と患者を交えて行なうのだ。
アイムスにとってはそれで十分に、より信頼できる結果が得られるであろう。

 この結果の信頼性そのものが、より深い考察に値する問題なのだ。
倫理的側面を全く考慮に入れなくても、あらゆる病気の実験モデルの製造作業は科学的に良識を欠いている。
若くてとても健康な犬が、ある日腎臓を1つと4分の3摘出されたとしても、犬の腎不全の良いモデルにはならない。
理由は単純だ。

 腎不全は他の幾つかの要因から起きるからだ。
それらの要因は他の組織にも影響を与える。
さらに診断される前に、様々な組織や器官の体系的な作用が始まっている。
これらの全体の効果が本物の病気を構築するのであり、実験モデルには対比できるものはない。
従って、外科的に腎不全を引き起こされた犬の状態を改善出来る治療法が、組織から由来する腎不全に罹った犬に適用可能だという保証は何も無い。


 人間への臨床実験についての規制である現在のガイドラインが、ナチの収容所の中で行なわれた実験の結果、導入された事実を覚えておく事は無駄ではないだろう。
世界で1番進んだ国の輝かしい医師たちによって何年もの間、より完全な自由の中で行なわれた実験。
だがそれらは、医学に役立つ結果をなんらもたらさなかった。
あいにく動物用の薬品は、収容所での実験をそそのかす間違った方法論に支配され続けている。

 この精神状態がもたらす狂気のとりわけグロテスクな例は、心肺蘇生術に関するある傑出した大論文の序章にみられる。
筆者は2つの方法で得られたデータに言及している。
1つは彼の動物病院の患者たちに蘇生術を施して得られたデータ、もう1つは、同じ種の動物に実験目的で蘇生術を施して得られたものだ。
筆者は驚きをもって、前者のグループでは成功率は非常に低かったが、後者のグループではより勇気付けられる結果が得られたと述べている。
この問題の権威である彼は、納得するに至らなかったのだ。
寿命を長引かせる最後の絶望的な試みのために救急病院に連れてこられた病んだ老犬と、残酷な外傷を負わされても生き延びるほどに若くて健康な実験用の犬との共通点は何もないということを。
たとえどちらも同じ種に属するとしても。



 この光景は一般的なものであり、アイムスだけでなく、。動物用医薬品のすべての会社が関わっている問題だ。

我々に何が出来るだろう?


1.何よりもまず、出来るだけ多くのメッセージを記事を載せた新聞社やアイムスに送る事だ。

2.普段買物をしている店やスーパーマーケットで、動物実験に対する我々の意見を表明する事も非常に重要だ。
残念ながらアイムスは、動物実験に頼っている唯一のペットフードメーカーではない。
アンケージドのサイトでは多くの血塗られたブランドのリストを見る事が出来る。
(Uncaged http://www.uncaged.co.uk)(訳注:アルポ、ペディグリー、ヒルズサイエンスダイエット、フリスキー、シーザー、シーバ等などおなじみのメーカーが載っています。)
幾つかのスーパーマーケットは、自社ブランドのペットフードを生産している。
それらを購入する前に、動物実験に対する彼らの姿勢について調べてみよう。

3.かかり付けの獣医と実験モデルの馬鹿馬鹿しさについて話してみよう。
彼に動物実験に反対する科学委員会に加盟するように勧めよう。

4.ペット愛好家のための夥しい数の雑誌が大衆向けに出版されているが、このテーマについては全く紙面が割かれていない。
食品業界における動物実験のスキャンダルや動物実験の非合理性についての我々の声を、手紙をどんどん送って知らせよう。

5.飼っている動物の食事を、家で調理した新鮮なものだけにすることを真剣に検討しよう。
出費も手間も大したことは無いかわりに、彼らの健康や寿命には大きな違いをもたらすだろう。
工業生産のすべてのペットフードは有害な物質を含んでいるうえ、人間用の食品製造基準を満たさない方法や原材料で作られている。
あいにく獣医は、怠慢または無知のために、しばしば市販のペットフードの熱心な支持者だ。
幸いインターネットでこの問題についての非常に有用な情報を得る事が出来る。特に英語を解する者は。



 オンラインの大きな本屋「アマゾン」のサイトでは食事の問題を扱っているパット・ラザルスの「自然な方法であなたの猫を健康に保つために(Keepyour cat healthy the natural way - Pat Lazarus)」を読むことが出来る。」
Keep Your Cat Healthy the Natural Way
Ballantine Books


動物保護機関(Animal Protection Institute)のサイトには工業生産のペットフードについての血も凍るような素晴らしいペ-ジがある。


ALIVE海外ニュース
http://www.alive-net.net/world-news/index.html


アイムス:残酷なレシピ Iams: A Recipe for Cruelty




『ケイ&リル 動物愛護の超メルマガ』
http://archive.mag2.com/0001350453/index.html


写真 http://academicabuse.wordpress.com/page/2/



     



2012/1/11


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Sam)
2012-01-11 17:37:34
私もIamsの動物実験のことは以前から知っていました。なのでIamsは一度も買ったことがありません。私もベジタリアンです♪
返信する
Samさん (ケイ)
2012-01-12 08:34:12
ベジ仲間ですね^^
みんなが動物にも手作り食をあげれたらいいですよね。
返信する
動物実験のアイムス (neko-manma)
2012-01-12 13:18:27
アイムスのペットフードを飼うと又動物実験の経費になるのでアイムスの商品根絶したいですね!許せない!自分の愛猫や野良ネコちゃんに与えたくないペットフードNO1.
返信する
動物の食事に対して「動物実験」っておかし過ぎますよ。 (なな)
2012-01-12 14:37:55
まず何でもそうですが、実験しないと食べれない・肌にも塗れない、掃除すら出来ないような物なんか絶対に使いませんよ。
おっそろしいわ~~!
本当に恐ろしい。

日本ってペット関連は全てが「金儲け」ですよね。
年間の殺処分2/3が純粋にペットショップから持ち込まれた数字です。
こんな場所に行政が飼い主審査だのなんだの指導に入ったって実を結ぶはずがない。

なんでも良いから買ってくれ。
餌でも、動物でも、殺すの自由だから取りあえず買ってくれ。
そしてそんな業者に対して行政は
【余ったら殺しちゃいますんで(^0_0^)!】

こんな現状をとても子供達に言えませんよヽ(`曲´)ノ
大人が率先して弱い者を殺す国だなんて、とてもとても言えませんよ。
それも私達の税金で毎日殺してるだなんて。
あ~恐ろし~国だ。

私もベジです。
返信する
neko-manmaさん (ケイ)
2012-01-14 22:13:55
ね!
動物に対する思いやりのない連中や企業はさっさと潰してしまわないといけないですね!
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ななさん (ケイ)
2012-01-14 22:18:58
そうそう。
ほんとにバカで最低な奴らばっかりでどうしようもないね!

子供に言いたくないけどしっかりとバカな大人の実態を教えて、そんな大人にならないように育ってもらいたいもんですね。

せっかくなんでツイートにいただきました。

ベジ仲間最高(^^)
返信する
Unknown (しより)
2012-06-20 18:35:00
なんか獣医さんって、獣医になる過程で
動物を殺さないといけない
動物実験しないといけないので、
本気で動物を愛して助けたいと思って
志した人は、挫折してしまい獣医になれない
と、獣医の書いたブログで読みました。
だから日本の獣医はそのレベルの動物愛護精神だと、いう事かも。
本当に動物を愛してる人は、自分を信じて殺されたいたいけな犬の瞳が忘れられず、
病んでしまうそうです。
どうして救う側になりたくて志したのに
罪なき犬を殺したのかと、矛盾に耐えられなくなるそうです。
……根本からおかしなシステムだと思いませんか。
返信する
獣医 (むろとも)
2013-05-07 21:33:49
しよりさん、
それ、すっごくよく分かります。

その「程度」のものしか、
獣医になれない。。。

アイムスだけではない。

猫に手作り食与えたいのですが、
その肉が既にアヤシイ、という、、
返信する
あまりにもひどい (千葉のりこ)
2013-12-19 21:29:11
非常にショックな事です。実は今わが家には、2匹の犬がいます。1匹の犬は生まれた時からアイムスのドッグフードを与えています。最近ではもう一匹の犬にも同じものを与えています。だけに犬の虐待はあまりにも酷すぎて心がえぐられる気持ちです。今私にできることがあったら教えて下さい。何故こうも物扱い出来るのか分かりません。命あるものは皆尊いのではー直ちにやめさせられないのですか?
返信する
残虐すぎて、映像や写真を観るに耐えられない (みぽ)
2015-01-11 17:11:46
愛猫が食物アレルギーでフードを探していたら、このサイトを見ました。
商品を売ることしか考えてなく、残虐な実験で、どれだけ大切な命を奪っているか、即刻見直し、今すぐ実験を止めて下さい。
命の大切さをわかっていない企業は、商品を売る資格がないから、廃業すれば良い。
こちらの企業の商品は、一切買いません。
即刻、実験をやめて下さい。
返信する
人は残酷 (見物)
2015-04-12 19:18:44
何故、ここまで動物にこんな事ができるのかと思います。

化粧品、愛玩、競走馬、家畜、病気実験、殺処分など、人間が存在しなければと思います。

こんな事するから、人間に難病やガンが多いのかもしれません。

そもそも人間と動物が共存して快適なわけがありません。


もう犠牲になった動物はかえって来ません。

世の中、すべて精進料理でいいくらいです。
返信する
狂った社会 (yukari)
2016-07-17 21:10:26
物欲と金儲けの人間社会。私は
贅沢しなくとも質素でも毎日食事が出来るだけで幸せです。
どれだけの動物たちが残酷な仕打ちをされたかと考えると…胸が
今後アイムスのペットフードは2度と買いません。
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