▼北京大学医学部で“のら猫”使って解剖実験か、当局「調査する」

『動物実験を知っていますか？』


例えば犬が１年間に１２４３頭も利用されてるって、聞いた事がありますか？

動物実験と聞くと、なんとなく残酷なイメージがあると思います。

実はそうなんです。その通り、残酷なんです。

だからほとんどの人は、見たくないからと目をそむけてしまいます。

そんな残酷なものを見せるな　と。可哀想だから見たくない　と。

見ないでいれば、残酷な事は起こっていない事になるんでしょうか？

可哀想な事は、いつまでも可哀想なままで良いと思えるんでしょうか？

犬や猫の虐待ニュースを見て、「許せない！　かわいそう！」と、ほとんどの人が思います。

それは無意味に虐待される事に怒ってるんじゃないんです。

動物が傷つけられたり殺されたりする事に怒りの感情が湧いてるはずです。

どんな動物に対してもそのまま素直に可哀想だと思って良いんですよ。

可哀想だと感じる事は、自分自身にも誰にも遠慮する事なく可哀想だと言っても良いんですよ。

大きな声で言って下さい。




▼北京大学医学部で“のら猫”使って解剖実験か、当局「調査する」（mixiニュース）
　http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&id=1202873

北京大学医学部薬理学科が、業者から購入していた「のら猫」を使って実験していた疑惑が浮上した。
実験動物に関する国や北京市の規則に違反の可能性があり、大学関係者は「調査して発表する」と回答した。新京報が報じた。

　記者は、聴講生として「潜入取材」したという。降圧剤の薬理作用とメカニズムに関する実験で、教室に運ばれた猫のにおいが強いので学生のひとりが「どうやって入手したのですか」と尋ねると、教師は「業者から買った。たぶん、のら猫だろう」と答えたという。

　猫は麻酔をほどこされ、気管などを切開されチューブを差し込まれた。
その他の部分にも計測装置が取り付けられ、静脈に降圧剤や生理食塩水が注入された。
猫を使うのは眼球にある瞬膜の反応を調べるためで、同種の実験には適しているという。

　実験終了後、猫は血管に空気を注入することで死亡させられた。
同大学で働く処理スタッフによると、実験に使った動物の死体は焼却処分にする。

　北京市内で医学・生物学実験用の動物を扱う業者によると、猫は扱っていない。
同社では米国から輸入したネズミ（マウス、ラット）やウサギを扱っている。
軍事医学科学院実験動物センターの職員も、ネズミ、ウサギ、犬などの実験用動物については、衛生面などで国のルールがあるが、猫にはない。
専門家によると、「入手方法が不明な動物は微生物に感染している可能性があり、実験用に使用すると、人に危険がある」という。

　同情報に対して、北京大学医学部実験動物管理事務室の職員は、「国や市の規則があり、“のら猫”を実験動物として使用することはありえない話だ」、「調査して、結果を発表する」と説明した。

　動物保護団体によると、北京市にいるのら猫は、大部分が飼い主とはぐれたか、捨てられた猫だという。（編集担当：如月隼人）



◆最も少なく見積もっても毎年1000万匹の哺乳類が実験に使用されている

日本では動物実験は許可制でもなければ登録制さえなく、届け出制さえ存在しない。
そのため、どのような場所で、どのような動物が、どれほどの数、どんな実験のために犠牲とされているか、実態はほとんどつかめない状態になっている。

業界団体と研究団体による以下の数値は、任意のアンケート調査であり、日本における正確な調査があるわけではない。

実験動物の販売数は、実験動物の繁殖販売業界の組織である(社）日本実験動物協会のアンケート調査によるが、この協会に加盟していない業者の実態はかいもく不明であるため、販売実数をこの数値を上回るはずである。

実験動物の使用数は、（社）日本実験動物学会が、実際に動物実験をしていると推定される機関にアンケート方式で回答を依頼しているが、回答率はきわめて低い。
従って、実際の使用実数はこれよる上回るはずである。

製薬会社や化学物質の毒性試験等に使われている実数はまったく不明と言え、これの倍以上と推測される。


動物実験廃止 全国ネットーワーク　AVA-net
　http://www.ava-net.net/fact/data.html


実験動物ニュース
2004年度（自家繁殖）実験動物使用数調査の結果について
　http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/journal/56-2.pdf



2010/5/10 以前