【ＡＶＡＲ】動物の権利のための獣医師会
Association of Veterinarians for Animal Rights
『方針声明』POSITION STATEMENTS 目次
http://blog.goo.ne.jp/grandemperor/e/1834133922742f2271d8fc719b5ddda1
８．いわゆる食用家畜の除角、虚勢、焼き印
AVARは、いわゆる食用家畜に除角(じょかく)、虚勢、その他、健康維持や安全上必要のない外科的処置を施すことに反対である。
なぜなら、これらの処置は通常無麻酔で行われており、とるにたらない理由で動物に痛みと苦しみを課すものだからである。
食用豚の虚勢は必要のないものである。
なぜなら虚勢しない豚は虚勢豚と同じくらいか、それ以上に体重が増えるし、どのみち精巣から分泌されるホルモンが肉質に影響する前にされてしまうからである。
羊についても同様のことがいえる。
牛の虚勢も不要なものである。
なぜなら肉質への影響はわずかであるし、適切に扱えば攻撃行動も問題とはならないからである。
人間の嗜好を満たすためにこれらの動物に切除手術を施すのは容認できないことである。
今後とも牛を食用に飼育する必要があるならば、角の生えない無角種の牛を飼育するべきである。
除角術は牛にとってひどい痛みと苦しみをともなう。
仮に医学的な理由や安全上の特別な理由があってこれを行う場合には、局所麻酔をかけ適切に実施するべきである。
牛その他の動物の固体識別を行うために焼き印を押すことは、残酷かつ不必要なことである。
皮膚を焼いて極度の痛みや苦しみを与えたりしなくても、動物を識別するためには、凍結法〔訳注：液体窒素などで皮膚を凍結させ、その部分のみ白い毛が生えるようにする方法〕など他にいくつものやり方がある。
我々は畜産業者に対し、畜産用の動物にもっと人道的配慮を払って飼育することを強く求めている。
そしてこれが実現するまでは、倫理にかなった方法で生産されていない動物製品の購買を控えるよう、AVARのメンバーおよびそのクライアントに要請する。
（1986年6月、理事会にて採択）
Livestock Branding 畜産ブランディング 焼き印
http://youtu.be/_dERuLjzTvQ
 | 食べ物としての動物たち―牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで (ブルーバックス) |
 | 百姓たちの江戸時代 (ちくまプリマー新書) |
 | 葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻) |
「栄養学のアインシュタイン」と称される世界的権威が史上空前の疫学大調査をもとに著わした、衝撃の事実。
全米の医学界・栄養学界・製薬業界を震撼させた、歓迎されざるベストセラー「THE CHINA STUDY」(ザ・チャイナ・スタディ)完訳!
本書によって覆された「常識」の数々
●「ガンの進行は止められない」という常識
●「動物タンパクでなければ大きくなれない」という常識
●「カゼイン(牛乳タンパク)で健康になれる」という常識
●「コレステロール値の低い人には肉をすすめる」という常識
●「良質=体に良い」という常識、などなど。
よろしくお願いします。
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