『ダニだらけのイノシシ』
イノシシや鹿などの野生動物をしかけるワナは、とても残酷です。
イノシシはヌタ場(泥場)で泥浴びをします。木に体をこすり付けて体をきれいにします。
そうすることで、体についた寄生虫やダニを落とします。
イノシシは、鹿のように全身ダニまみれになることはないそうです。
しかし例外もあるそうです。
以下「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」より抜粋。
『ある猟師に聞いた話では、捕獲したイノシシが恐ろしいほどダニにたかられていたそうだ。そのイノシシは前足が片方なかった。おそらくワナから逃れようとして必死で足を引きちぎって逃げたのではないかということだった。体が弱り、泥浴びもできずにダニの住処になったのだろう。』
駆除には一般的にワナが使われています。
「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」によると、行政が有害駆除を農家に勧める場合は、ほとんどがワナ猟免許の取得であるそうです。
農林水産省の「野生鳥獣被害防止マニュアル」には
「ワナにかかった個体の長時間の放置は動物福祉上の問題もあり、ワナ設置後は毎日見回る必要がある。」
とありますが、実際には1週間に2度程度しか見回りをしていないところもあります。
ワナにかかった動物は、捕殺者が来るまで苦しみます。
くくり罠やトラバサミにかけられてしまったら、逃げようとして足がちぎれることもあります。
野生動物の駆除には、自治体から補助金が出されています。
(例)
宍粟市
鹿及び猪は1頭につき5千円、アライグマ及びヌートリアは1頭につき3千円、サルは1頭につき2万円
豊後大野市
猿を捕獲したもの 1頭につき30,000円
猪を捕獲したもの 1頭につき6,000円
鹿を捕獲したもの 1頭につき8,000円
アナグマ、タヌキ又はアライグマを捕獲したもの 1頭につき1,000円
瀬戸内市
イノシシ 1頭につき15,000円以内
シカ 1頭につき15,000円以内
ヌートリア 1頭につき2,000円以内
カラス 1羽につき1,000円以内
ヒヨドリ 1羽につき500円以内
美作市
ニホンジカ 1頭 12,000円
イノシシ 1頭 5,000円
ヌートリア 1匹 1,000円
野猿 1頭 14,000円
※県の助成金がある場合は、イノシシ・シカに限り1頭5,000円以内で上乗せ。
※国の鳥獣被害防止緊急捕獲等対策による助成金がある場合は、次の金額を上乗せ。
イノシシ・シカ
成獣 1頭 8,000円以内
幼獣 1頭 1,000円以内
ヌートリア 1匹 1,000円以内
対馬市
イノシシ 10,000円/1頭
ツシマジカ 10,000円/1頭
以下「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」より抜粋
『補助金だけが目当ての場合は、完全に個人の儲けが大事である。他人、ましてや地域はまったく関係がない。捕れば捕るほど自分の金になる。当然多くのワナを手当たりしだい仕掛ける。多ければ多いほど取れる確率は高くなるからだ。おまけに最初から食べる目的ではないので、頻繁に見回る必要はない。死んでいてかまわない ― これではただ数を減らすためだけの殺戮行為といわれても仕方ない。こうして鹿の数が著しく減った地区が実際にある。昔ながらの猟をする猟師たちは怒り心頭なのだ「あいつらはただ金ほしさに殺してるだけだよ」耳や尾だけを切り取られて山の中に捨てられた多くの鹿。それを横目に少なくなった鹿を追う猟師たちは、犬がわなにかからないことを祈りながら走り回るのだ。』
動物の解放より
2014/11/5
イノシシや鹿などの野生動物をしかけるワナは、とても残酷です。
イノシシはヌタ場(泥場)で泥浴びをします。木に体をこすり付けて体をきれいにします。
そうすることで、体についた寄生虫やダニを落とします。
イノシシは、鹿のように全身ダニまみれになることはないそうです。
しかし例外もあるそうです。
以下「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」より抜粋。
『ある猟師に聞いた話では、捕獲したイノシシが恐ろしいほどダニにたかられていたそうだ。そのイノシシは前足が片方なかった。おそらくワナから逃れようとして必死で足を引きちぎって逃げたのではないかということだった。体が弱り、泥浴びもできずにダニの住処になったのだろう。』
駆除には一般的にワナが使われています。
「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」によると、行政が有害駆除を農家に勧める場合は、ほとんどがワナ猟免許の取得であるそうです。
農林水産省の「野生鳥獣被害防止マニュアル」には
「ワナにかかった個体の長時間の放置は動物福祉上の問題もあり、ワナ設置後は毎日見回る必要がある。」
とありますが、実際には1週間に2度程度しか見回りをしていないところもあります。
ワナにかかった動物は、捕殺者が来るまで苦しみます。
くくり罠やトラバサミにかけられてしまったら、逃げようとして足がちぎれることもあります。
野生動物の駆除には、自治体から補助金が出されています。
(例)
宍粟市
鹿及び猪は1頭につき5千円、アライグマ及びヌートリアは1頭につき3千円、サルは1頭につき2万円
豊後大野市
猿を捕獲したもの 1頭につき30,000円
猪を捕獲したもの 1頭につき6,000円
鹿を捕獲したもの 1頭につき8,000円
アナグマ、タヌキ又はアライグマを捕獲したもの 1頭につき1,000円
瀬戸内市
イノシシ 1頭につき15,000円以内
シカ 1頭につき15,000円以内
ヌートリア 1頭につき2,000円以内
カラス 1羽につき1,000円以内
ヒヨドリ 1羽につき500円以内
美作市
ニホンジカ 1頭 12,000円
イノシシ 1頭 5,000円
ヌートリア 1匹 1,000円
野猿 1頭 14,000円
※県の助成金がある場合は、イノシシ・シカに限り1頭5,000円以内で上乗せ。
※国の鳥獣被害防止緊急捕獲等対策による助成金がある場合は、次の金額を上乗せ。
イノシシ・シカ
成獣 1頭 8,000円以内
幼獣 1頭 1,000円以内
ヌートリア 1匹 1,000円以内
対馬市
イノシシ 10,000円/1頭
ツシマジカ 10,000円/1頭
以下「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」より抜粋
『補助金だけが目当ての場合は、完全に個人の儲けが大事である。他人、ましてや地域はまったく関係がない。捕れば捕るほど自分の金になる。当然多くのワナを手当たりしだい仕掛ける。多ければ多いほど取れる確率は高くなるからだ。おまけに最初から食べる目的ではないので、頻繁に見回る必要はない。死んでいてかまわない ― これではただ数を減らすためだけの殺戮行為といわれても仕方ない。こうして鹿の数が著しく減った地区が実際にある。昔ながらの猟をする猟師たちは怒り心頭なのだ「あいつらはただ金ほしさに殺してるだけだよ」耳や尾だけを切り取られて山の中に捨てられた多くの鹿。それを横目に少なくなった鹿を追う猟師たちは、犬がわなにかからないことを祈りながら走り回るのだ。』
動物の解放より
2014/11/5