カミツキガメ販売用に飼育 容疑の業者逮捕 静岡県
特別な場合を除いて飼育が禁じられている特定外来生物「カミツキガメ」を販売目的で飼育したなどとして、県警は28日、掛川市下垂木、自営業中山裕行容疑者(37)を外来生物法違反(特定外来生物の販売目的飼育)と動物愛護法違反(動物取扱業の無登録)の疑いで逮捕した。県警によると、外来生物法違反の摘発は県内初という。
発表によると、中山容疑者は5月8日、同所で運営する動物取り扱い店「トレジャードラゴン」で、特定外来生物のカミツキガメ1匹を販売目的で飼育した疑い。また、動物取扱業の登録をせずにイグアナ、ヘビ、カメなどの爬虫(はちゅう)類を販売する店を営んだ疑い。「間違いない」と容疑を認めているという。
カミツキガメは全長約60センチ、重さ約4・2キロ・グラムのオスで、10万円の値段がついていたという。県警は入手時期や経路、販売実績などを調べている。
カミツキガメは在来種への影響があるとして2005年6月、特定外来生物に指定されている。
(2012年5月29日 読売新聞)
――――――
あれを飼いたいこれを飼いたいとか思うな。
まず人間に近い動物、生き物を食わない事から始めろ。
それが保護に繋がる。
違法トラバサミ 人間の誤り、希少種にツケ
使用が禁止されているはずの「トラバサミ」にかかったシマフクロウが3月下旬、研究所に運び込まれてきた。潰れた第二指からは骨が飛び出してもげそうになっており、出血がひどいため、ただちに緊急手術を行って骨や筋などを整復した。
トラバサミは、二つの半円形の歯が上向きに開くように地面にセットされる。中央部分の引き金を動物が踏むと、歯が勢いよく閉じて脚を強く挟む恐ろしいわなだ。かかった動物に長いこと苦痛を与えることや、野生鳥獣や犬猫などのペット、さらには人間が誤って踏んで重傷を負う事故も多発したことから、2007年以降、狩猟での使用が鳥獣保護法によって禁止されている。学術研究や有害鳥獣捕獲などで用いる場合でも、環境大臣の特別な許可を得ることが必要だ。
それにもかかわらず、依然としてトラバサミが使用されている。その理由としては、規制の周知徹底が不足していることに加え、インターネットなどで容易に入手でき、一般に広く出回っていることが考えられる。
今回、トラバサミを設置した人物が狙っていたのは、ミンクだったと聞く。ミンクは道内で毛皮用に飼われていたものが逃げ出したり、棄(す)てられたりして野生化した外来種(移入種)だ。日本の生態系に大きな影響を及ぼし、マスなどの養殖業に多大な損害を与えることが大きな問題となっており、外来生物法で特定外来生物に指定されている。
今回の事例をひもとくと、過去の人間と動物との誤った接し方が自然環境や人間生活に大きな影響を及ぼし、巡り巡って希少種のシマフクロウにまで危害を加えたといえる。
豊かな自然に様々な野生動物が暮らす北海道。だからこそ、道民一人一人が将来にわたって自然環境に責任を持って、今ある豊かな自然を尊重しつつ、日々、生活していくことが望まれる。
(2012年4月5日 読売新聞)
(2008) Furcoat
トラバサミを使う奴はバカだ。
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特別な場合を除いて飼育が禁じられている特定外来生物「カミツキガメ」を販売目的で飼育したなどとして、県警は28日、掛川市下垂木、自営業中山裕行容疑者(37)を外来生物法違反(特定外来生物の販売目的飼育)と動物愛護法違反(動物取扱業の無登録)の疑いで逮捕した。県警によると、外来生物法違反の摘発は県内初という。
発表によると、中山容疑者は5月8日、同所で運営する動物取り扱い店「トレジャードラゴン」で、特定外来生物のカミツキガメ1匹を販売目的で飼育した疑い。また、動物取扱業の登録をせずにイグアナ、ヘビ、カメなどの爬虫(はちゅう)類を販売する店を営んだ疑い。「間違いない」と容疑を認めているという。
カミツキガメは全長約60センチ、重さ約4・2キロ・グラムのオスで、10万円の値段がついていたという。県警は入手時期や経路、販売実績などを調べている。
カミツキガメは在来種への影響があるとして2005年6月、特定外来生物に指定されている。
(2012年5月29日 読売新聞)
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あれを飼いたいこれを飼いたいとか思うな。
まず人間に近い動物、生き物を食わない事から始めろ。
それが保護に繋がる。
【風鈴】亀 | |
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違法トラバサミ 人間の誤り、希少種にツケ
使用が禁止されているはずの「トラバサミ」にかかったシマフクロウが3月下旬、研究所に運び込まれてきた。潰れた第二指からは骨が飛び出してもげそうになっており、出血がひどいため、ただちに緊急手術を行って骨や筋などを整復した。
トラバサミは、二つの半円形の歯が上向きに開くように地面にセットされる。中央部分の引き金を動物が踏むと、歯が勢いよく閉じて脚を強く挟む恐ろしいわなだ。かかった動物に長いこと苦痛を与えることや、野生鳥獣や犬猫などのペット、さらには人間が誤って踏んで重傷を負う事故も多発したことから、2007年以降、狩猟での使用が鳥獣保護法によって禁止されている。学術研究や有害鳥獣捕獲などで用いる場合でも、環境大臣の特別な許可を得ることが必要だ。
それにもかかわらず、依然としてトラバサミが使用されている。その理由としては、規制の周知徹底が不足していることに加え、インターネットなどで容易に入手でき、一般に広く出回っていることが考えられる。
今回、トラバサミを設置した人物が狙っていたのは、ミンクだったと聞く。ミンクは道内で毛皮用に飼われていたものが逃げ出したり、棄(す)てられたりして野生化した外来種(移入種)だ。日本の生態系に大きな影響を及ぼし、マスなどの養殖業に多大な損害を与えることが大きな問題となっており、外来生物法で特定外来生物に指定されている。
今回の事例をひもとくと、過去の人間と動物との誤った接し方が自然環境や人間生活に大きな影響を及ぼし、巡り巡って希少種のシマフクロウにまで危害を加えたといえる。
豊かな自然に様々な野生動物が暮らす北海道。だからこそ、道民一人一人が将来にわたって自然環境に責任を持って、今ある豊かな自然を尊重しつつ、日々、生活していくことが望まれる。
(2012年4月5日 読売新聞)
(2008) Furcoat
トラバサミを使う奴はバカだ。
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