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 実験犬シロの願い エピソード 「シロの事件をふりかえって」

2013-05-27 23:32:52 | 動物実験禁止
実験犬シロの願い 2012年8月 新たに出版されました。


実験犬シロの願い エピソード(転載/引用)


改めてシロの本が第1版として出版された先日8月10日は、出版社のハート出版の創立記念日です。
この日に出版され、嬉しく思います。

ハート出版からは多くの動物の実話からなるお話しが出版されています。
たくさんの本を買っていただき、多くの方がシロのこと、動物のことを考えていただくきっかけになればと思います。

シロの話はエピソード9から以降です。
エピソード8は動物実験の話です。ラット、うさぎ、猫、猿が動物実験に使われているお話しを書いています。
それまでは殺処分のお話しや犬の飼い方のお話しです。

値段は880円です。
お外でお食事するのを1度控えて、ぜひお買い求めいただけたらと思います。



先日、市民科学談話会 「振り返ってみよう、私たちと動物のこと」があり、その場では、ALIVE / Ava-netの動物実験の20分ほどの映像が流されました。

映像は海外の団体BUAVが撮影した日本の動物実験施設の映像で、犬や猫が身動きできないほどの狭い檻で飼育され、残飯を与えられ、やせほそって、檻の中で異常行動をおこしている映像でした。

猫の片目は失明し、または、病気のまま放置され、犬は恐怖におびえている映像です。

猫はチューブがささったまま冷凍され、ヤギは人工心臓を埋め込まれ頭だけが動かせる状態で飼育され、手術の部分は人工心臓を埋め込んで、様子をみるため、傷を縫って治癒させるわけではないため、ひどい状態のまま飼育されていました。

当時、それはとりわけひどい施設の例ではなく、当たり前の状況でした。


改めて20分ほどの映像を見て、息が苦しくなりました。

エサや施設はきれいになったかもしれません、しかし実験の内容はどれほど変わっているのでしょうか。

それでも、犬と猫については、保健所からの払下げがなくなったことをきっかけに実験に使われている数は激減しました。
それでもなお、多くの動物たちが生体解剖に使われています。


動物実験を削減しなくしていくため、私たちにできることはなんでしょうか。
動物実験問題が難しいのは、必要なものとして、社会のシステムに深く組み込まれていることです。


原発ムラならぬ動物実験ムラ。
多くの人に知らせ、社会で監視できるシステム、国全体でその実態を把握できるシステム作り、法整備を整え、”自主規制”にまかせない仕組み作り、・・ 



著者の井上夕香さんは、多くの動物のご本を書かれています。
動物の犠牲が減ることを心から願い、多くの方へ残せるようご本を書かれてきました。

今回、お手伝いさせていただき、直接お電話でお話する機会がありました。

今回、猿の動物実験の話を加筆されました、ページにすればわずかですが、出版社の許可を得るのは大変なことだそうです。
それでも井上さんは交渉し、その部分を加筆されました。


またこのご本には、Ava-netがどのようにして動物実験への払下げを行政、国に対して行っていったのかということについて10ページ以上を割いて紹介されています。


ぜひ買ってお読みいただきたく思います。



著者:井上夕香先生 
http://yukainoue.web.fc2.com/works.html

画家:葉祥明先生
http://yohshomei-netshop.com/?mode=cate&cbid=56873&csid=9



実験犬シロのねがい―捨てないで!傷つけないで!殺さないで! (ドキュメンタル童話シリーズ犬編)
これは昔出版されたほうで中古しかありません。


実験犬シロのねがい (ハンカチぶんこ)
ハート出版




実験犬シロの願い 2012年8月 新たに出版されました。


2001年に出てからずっと版を重ねてきたハート出版のロングセラー、実験犬シロの願いが、加筆・修正し、新たに2012年8月10日第1版として出版されました。

買って読む、図書館で新刊予約をする、お店に置く、お友達に紹介するなどぜひご協力お願いします。


飼い主に捨てられ保健所で殺処分を待っていた犬シロ。
殺される恐怖におびえる日々を送っていたシロ。

そんなシロが保健所から出される日が来ました。
しかし行先は動物実験のため、東京都にある国立病院でした。
動物実験に使うため、1300円で病院へ売られたのです。

シロは脊椎を切断される実験をされました。左足は麻痺しました。
その後、手当もされず放置されました。
背中に手術の大きな傷。そして全身もストレスや皮膚病のため、毛が抜け落ちているままにされていました。


シロはある日、ボランティアの人たちによって保護され手当を受けました。

シロのことを知り、Ava-netが、動物実験への払下げ廃止運動を展開しました。
シロの事件があった1990年当時、シロの映像は何度もTVで流され、野上さんも繰り返しTVで動物実験の問題点を指摘されました。

そしてシロの隣の檻にはビーグル犬メリーがいました。メリーはワクチンの実験に使われ、生き残りましたが、今度は脊椎の実験に使われ、その後、実験者が転勤になったあとは、忘れされれたように、5年間ずっと檻の中にほったらかしにされていました。

足が棒の間から落ちないようにいつも足先で棒につかまっていなければならなかったメリー。肉の中に爪がくいこんで、膿んでいました。

そしてAva-netの運動が実を結び、東京都は保健所から動物実験への払下げを中止しました。それに続き、他の都道府県も中止したのです。そして平成17年に、全ての都道府県で 保健所から実験施設への犬猫の払い下げはなくなったのです。




「シロの事件をふりかえって」より抜粋
    NPO法人 地球生物会議・代表 野上ふさ子

■払い下げの廃止へ

シロはなぜこんな目にあわされたのでしょうか。
もし飼い主がシロを大切にしてくれていれば、動物管理事務所などに持ち込まれるはずがありません。
また、管理事務所がもういちど新しい飼い主探しをしていてくれれば、実験に回されることもなかったかもしれません。

けれども、長い間、保健所や管理事務所では、新しい飼い主が見つかりやすい健康で人なつこい犬や猫はみんな実験に提供してきたために、新しい飼い主探しが必要だとは考えたこともありませんでした。
また、実験者達もいくらでも簡単に犬や猫が入手できるため、手先の訓練や好奇心を満たすためだけの実験などで、動物の命を使い捨てにしているのです。

東京都ではこの当時、三十もの医学系大学や製薬会社などに毎年二千匹以上の犬と猫を実験用に渡していました。

そこで私たちはまず、都に対して、シロを渡した国立病院の施設を立ち入り調査すること、それから都が払い下げをしているすべての施設についても実態を調査の上、直ちに実験払い下げをやめるよう求めました。
この調査の中で、ずさんな施設の実態がいろいろと明るみに出て、東京都は同病院への払い下げは即時廃止し、また同時に払い下げ自体を廃止していくことを約束してくれました。

私たちはこの事件をきっかけに、人々に動物を捨てないように訴えると同時に、実験払い下げを続けている道府県に廃止を求める活動を進めてきました。

シロの事件があった一九九〇年(平成二年)当時は、約百万匹もの犬と猫が飼い主に捨てられ、行政の施設で殺処分されています。
それから十年後の二〇〇〇年(平成十二年)には、殺処分数は五十数万に減少し、実験に回される犬と猫の数は一万匹まで減少し、そしてとうとう、二〇〇五年(平成十七年)度を最後に、実験への払い下げは、ゼロになりました。
これは大変大きなできごとでした。
また、私たちの会の調べでは、二〇一〇年(平成二十二年)には、飼い主に見捨てられ殺処分されている犬と猫の数は、約二十一万匹となり、二十年間で約五分の一まで減少したのです。私たちは一刻も早くその数をゼロにしたいと願っています。


■シロたちからのメッセージ

瀕死の状態で保護されたシロは、さやかさんたちのあたたかい世話を受け、健康を回復することができました。
実験の後遺症は残ったものの、ふさふさと白い毛がはえ、見違えるように愛らしい犬になりました。
そして、田舎の自然の中でようやく安心して幸せに暮らせることになったとき、思いもがけず、不慮の事故で死亡しました。
十二月二十四日、クリスマスイヴの夜でした。

シロは実験室から生還してわずか一年しか生きることはできませんでした。
推定年齢わずか二歳の短い一生です。
けれども、シロの存在は、毎年何万頭もの犬や猫たちを実験の苦しみから救い出す大きな力となりました。
このことは、日本の犬や猫たちをめぐる歴史の中で、忘れられない大きなできごとの一つであるにちがいありません。
シロはきっと、そのために役目をもって生まれた犬だったと思います。
こうしている今もなお、シロのような犬たちが毎年何万となく、実験室の中でつらい苦しい目にあわされています。
日本には、残酷で無意味な動物実験を監視して止めさせることのできる仕組みが、まだ何もありません。
声のない動物たちの訴えに耳を傾けてみましょう。
そうすれば、これから私たちが何をしたらいいか、きっとわかると思います。


実験犬シロの願い 2012.08.10発行 
ISBN 978-4-89295-904-2 C8293 
井上 夕香 作 葉 祥明 画 
定価 924円(本体 880円)
http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-904-2.html



目次 ―― 


Episode: 1 ぐっしょりぬれた赤ちゃん犬
Episode: 2 犬を飼うこと
Episode: 3 もらい手さがし
Episode: 4 チビのゆくえ
Episode: 5 保健所で
Episode: 6 悲しい目をした犬たち
Episode: 7 実験に使われる動物たち
Episode: 8 実験動物への鎮魂歌
Episode: 9 檻の中
Episode:10 おかしな犬たち
Episode:11 救出
Episode:12 がんばろうね シロ
Episode:13 まごころが通じた
Episode:14 聖なる夜に
Episode:15 メリーの手紙





Laboratory Employees Caught on Tape

http://youtu.be/2RgQpcHzLwI




2012/8/13






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毎日 動物実験反対キャンペーン
大阪近郊、各地でチラシ配りを手伝ってもらえる人連絡ください。

5月25日(土) 兵庫県 神戸市三宮 http://blog.goo.ne.jp/grandemperor/e/fe1083afa2e75e975644735a0e45f3db
牛乳の有害性を訴える。 14時半に花時計前集合・集会~15時半出発です。
モ~飲ませたくない!牛乳にさよならだ!5・25

5月26日(日) 兵庫県川西市 http://www.facebook.com/photo.php?fbid=356722211116704
動物のためのパネル展 川西能勢口駅前連絡通路デッキ

5月26日(日) 福岡県 博多 http://ameblo.jp/amistad-jun007/
動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多

6月9日(日) 東京 有楽町 http://www.facebook.com/events/370450809735565/
無印良品 有楽町店舗前アクション フカヒレスープ販売やめて

6月16日(日) 兵庫県 神戸市
動物のためのパネル展 リーフレット配布 三宮マルイ前で

6月30日(日) 兵庫県 神戸市三宮 http://blog.goo.ne.jp/grandemperor/e/fe1083afa2e75e975644735a0e45f3db
牛乳の有害性を訴える。 14時半に花時計前集合・集会~15時半出発です。
モ~飲ませたくない!牛乳にさよならだ!6・30

7月21日(日) 福岡県 http://ameblo.jp/poohmony/entry-11518054245.html
夏の動物愛護キャンペーン

9月1日(日) 神戸コレクション 秋/冬
ワールド記念ホール付近、ポートライナーの市民広場駅前などで毛皮禁止活動があるはず

10月27日(日) 毛皮反対デモ行進
今年、10・27全国同日毛皮反対デモ行進の開催地ですが、東京(アニマルライツセンター)、福岡(share fair)に続き、大阪(ノーファー大阪)、神戸(ノーファー神戸)、鹿児島、名古屋(アニマルライツ中部)、香川も10・27で決定しました!!
まだまだ続く予感がしますねっ!!





よろしくお願いします。
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『記号 14140』『口座番号 41658841』『店番418(ヨンイチハチ店)』
 ケイアンドリル コノセカイノタメニ
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http://blog.goo.ne.jp/grandemperor/c/8d35a1cb9a2d0d58c45381d14fb826bc









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