十代目 柳家小三冶(やなぎや こさんじ)
文七元結(ぶんしち もっとい)
古典落語の名作 人情話。
普通に読めば元結(もとゆい)だが、落語好きの人達では(もっとい)で通るようです。
父親=長兵衛(左官) 母親=お兼 娘=お久
あらすじ
ふとした事から博打に手を染めてしまい、
借金まみれになった長兵衛は家でも荒れていた。
それを見兼ねた娘のお久(17才)は、吉原の女郎屋、佐野槌(さのづち)の女将さんに自分を買ってくれと頼みに行く。
その女将さんは良い人で、必要な50両は貸すけれど、お久は店に出さずに身の回りの世話をさせると言ってくれる。
そして長兵衛に、きちんと博打をやめて1年先の大晦日までに50両を返さないとお久を店に出して客を取らせると言う。
心を入れ替えたその帰り道、長兵衛は橋から身を投げようとしている男を見つける。
男を止めて話を聞くと・・
文七と言う名で問屋の奉公人だが、お使いに行った帰りに50両の入った財布をスリにあい、主人に申し訳なくて死んでお詫びするしかないと言う。
話を聞いた長兵衛は自分の大事な50両を文七に押し付けてさっさと行ってしまう。
実は、文七がすられたと思っていた財布は使い先の家に置いて来てしまっていたのです。
話を聞いた文七の主人は長兵衛の心意気にひどく感心し、お久を佐野槌から50両で身請けをし長兵衛の所へ行く。
長兵衛に借りた50両も返し、主人は長兵衛と親戚付き合いをしたいと申し出て、文七とお久を夫婦にしましょうとなる。
その後文七とお久は店を出し、工夫を凝らした元結を売り出した。
それは大変評判が良く、文七元結と呼ばれ江戸中に広まり、広く親しまれたと言う。
と~っても良い話です。
そして、小三冶さんが上手いっ!!
あらすじだけ見ると笑い所がないように思えますけど、大いにあります!
個人的には、長兵衛と文七の橋の上でのやり取り。
文七が問屋へ帰ってからの主人と奉公人のやり取り、、なんて面白いですよ。
ぜひぜひ見て、もしくは聞いて下さい。
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こっちも1回→ (((o(^。^")o)))ワクワク
ここは強敵→ エロも多いかも (⌒・⌒)ゞ
バンド & シマリス