無料で定期的にポストに入ってくるメッセージマガジン「ぱど」
南大阪版 09藤井寺 羽曳野エリア NO.792 2008.7.11
ペットのコーナーに掲載されていたものに目が止まった。
■可愛い子犬多数出産してます■
自家繁殖 八尾 山口 000-0000-0000
住所も犬種も動物取扱業種別も記載されていない。
公衆電話から電話をしてみた。
音声を記録していたつもりだったけど出来ていなかった。
かなり取り留めの無い文章になるけど、質問文を元に話をしていた訳じゃなく僕の頭の中も整理しきれないので仕方がない。
そして一語一句正確では全くない事も書いておかないといけない。
「もしもし、ぱどを見て電話をさせてもらったんですが。 どんな犬がいるのか教えて欲しいのですが。」
電話の向こうからは中年以上の雰囲気の女性の声と何頭もの犬の鳴き声が聞こえてきた。
「はい、いろいろいますよ。親犬が50頭います。」
「50頭も? 子犬が多数出産していると書いていたのですがどんな種類がいますか?」
「ええ、その時によりますねぇ。」
「そこの犬を掛け合わせて子犬を作っているんですか? 売るのが目的なんですよね。」
「そうですが。」
「保健所とかで多くの犬が処分されてる事はご存知ですよね? それでも作るのですか?」
「知ってますけどそれが何か? お宅一体誰ですか? こっちはブリーダーとしてやってます。ちゃんとそう言う法律があるんです。」
「ただのいち市民ですけど、どんな状態で取り扱っているのかを知りたいので。 犬を買いに来る人には保健所で処分される犬がいる事を伝えますか?」
「いいえ、言いません。 保健所だって誰にでも渡すわけじゃないんです。」
「はい、そうですよね。書類も審査も必要ですよね。」
「こっちだって誰にでも渡してる訳じゃないです。 あなた何なんですか、お客なんですか?犬を探してるんですか?」
「探してはいませんけど、きちんと繁殖の状況を説明してもらったら客になるかも知れませんよね。」
「何でそんな事あなたに答えないといけないんです?」
「動物取扱の販売の登録をしてやってる訳ですよね。 客商売じゃないですか。」
「そんな客いりません。」
言葉を続けようとすると相手の携帯電話はそこで切られていた。
生き物の命の売買を取り扱ってる以上、どんな相手に対してもきちんとその状況を明白にするべきではないでしょうか。
そしてもしあの女性が一人で50頭もの成犬を管理してその上何頭もの子犬を出産させているとすれば、管理に問題はないのだろうか。
広告で多数の子犬がいるとうたっておいてどんな子犬がどれぐらいいるかも言えないのは、よほど管理がずさんなのか、作るだけ多数作っておいて客の希望を聞いてからその子犬だけを出してくる、なんて悲惨な想像をしてしまっても無理はない。
あくまでただの想像にすぎないが。
しかしこの非常にアバウトな広告を認めているぱどにも問題があるのではないかと考える。
ぱどの編集部に問い合わせるとともに、掲載を認めた側に実態の調査も行なってもらわないといけないのではないか。
次このブリーダーに連絡をする時は実際に住所や登録名を聞いて、犬を見たいと言わないといけない。
市の管理部署にも情報を提示して頂かないといけない。
取扱業の登録や決まりに添って飼育管理しているのかも見極めないといけないのではないでしょうか。
南大阪版 09藤井寺 羽曳野エリア NO.792 2008.7.11
ペットのコーナーに掲載されていたものに目が止まった。
■可愛い子犬多数出産してます■
自家繁殖 八尾 山口 000-0000-0000
住所も犬種も動物取扱業種別も記載されていない。
公衆電話から電話をしてみた。
音声を記録していたつもりだったけど出来ていなかった。
かなり取り留めの無い文章になるけど、質問文を元に話をしていた訳じゃなく僕の頭の中も整理しきれないので仕方がない。
そして一語一句正確では全くない事も書いておかないといけない。
「もしもし、ぱどを見て電話をさせてもらったんですが。 どんな犬がいるのか教えて欲しいのですが。」
電話の向こうからは中年以上の雰囲気の女性の声と何頭もの犬の鳴き声が聞こえてきた。
「はい、いろいろいますよ。親犬が50頭います。」
「50頭も? 子犬が多数出産していると書いていたのですがどんな種類がいますか?」
「ええ、その時によりますねぇ。」
「そこの犬を掛け合わせて子犬を作っているんですか? 売るのが目的なんですよね。」
「そうですが。」
「保健所とかで多くの犬が処分されてる事はご存知ですよね? それでも作るのですか?」
「知ってますけどそれが何か? お宅一体誰ですか? こっちはブリーダーとしてやってます。ちゃんとそう言う法律があるんです。」
「ただのいち市民ですけど、どんな状態で取り扱っているのかを知りたいので。 犬を買いに来る人には保健所で処分される犬がいる事を伝えますか?」
「いいえ、言いません。 保健所だって誰にでも渡すわけじゃないんです。」
「はい、そうですよね。書類も審査も必要ですよね。」
「こっちだって誰にでも渡してる訳じゃないです。 あなた何なんですか、お客なんですか?犬を探してるんですか?」
「探してはいませんけど、きちんと繁殖の状況を説明してもらったら客になるかも知れませんよね。」
「何でそんな事あなたに答えないといけないんです?」
「動物取扱の販売の登録をしてやってる訳ですよね。 客商売じゃないですか。」
「そんな客いりません。」
言葉を続けようとすると相手の携帯電話はそこで切られていた。
生き物の命の売買を取り扱ってる以上、どんな相手に対してもきちんとその状況を明白にするべきではないでしょうか。
そしてもしあの女性が一人で50頭もの成犬を管理してその上何頭もの子犬を出産させているとすれば、管理に問題はないのだろうか。
広告で多数の子犬がいるとうたっておいてどんな子犬がどれぐらいいるかも言えないのは、よほど管理がずさんなのか、作るだけ多数作っておいて客の希望を聞いてからその子犬だけを出してくる、なんて悲惨な想像をしてしまっても無理はない。
あくまでただの想像にすぎないが。
しかしこの非常にアバウトな広告を認めているぱどにも問題があるのではないかと考える。
ぱどの編集部に問い合わせるとともに、掲載を認めた側に実態の調査も行なってもらわないといけないのではないか。
次このブリーダーに連絡をする時は実際に住所や登録名を聞いて、犬を見たいと言わないといけない。
市の管理部署にも情報を提示して頂かないといけない。
取扱業の登録や決まりに添って飼育管理しているのかも見極めないといけないのではないでしょうか。