第4局は、白番の李九段の中押し勝ちとなり、
見事に一矢報いた。
あの状態から蘇って一勝するとは、
さすが最高峰のプロだけのことはある。
これもまた驚愕だ。
5番勝負自体の勝負がついたので
プレッシャーから解放されたのか、
李九段にのびのびとした手が見られた。
一方のアルファ碁は、昨日までとは
打って変って、途中から乱れに乱れた。
李九段の妙手が素晴らしかったのはもちろんだが、
原理的に、一旦形勢不利になったときに
離されないように粘ってついてゆく、
というような打ち方は難しいのかもしれない。
あるいは、パラメータを変えて様子を見た、
ということも考えられる。
Hassabis さんは、変えていないと言っていたが。
なんにせよ、3-0となったときは、
多くの人が5-0を予想したと思うが(私もそう思った)、
勝負を諦めなかった李九段はたいしたものだ。
終局後の笑顔がとても印象的だった。
李九段は「アルファ碁は黒番のほうが苦手のようだ」、
と言っていたが、コミ7目半ルールだと、
黒番が分が悪いのかもしれない。
明日の最終局で李九段が黒番を選んだという。
黒番で李九段が勝てば、対戦成績3-2とはいえ、
人類対コンピュータの勝負はまだまだわからない
という感じになるだろう。
最後まで目が離せない勝負になった。
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