Mリーグ解説にちょっとはまっている。
【Mリーグ辛口解説】PART22 ~菅原さんの宇宙手順が多すぎてもうキリがありません~
こちらが最初に始めたほうで、
菅原さんの宇宙麻雀を誰か解説してくれなのだ【Mリーグ甘口解説|12月2日】
こちらが追従したほう。
どちらも面白い。
特に、後発の甘口解説の
悪手レベルの説明文が刺さることが多い。
手出し、自摸切りを覚えられる人向けの
手配読みは、さすがに実戦に活かすのは
なかなか大変そうだが、
手を育てる方針を決めるときの
場況読みは、参考になるかもしれないのだ。
しかし、それよりも面白いのは、
二つの動画で、手順を散々に批判されている
菅原千瑛さんが、12/2 のお誕生日には2連勝して、
通算成績でもそれほど悪くはない(36選手のうち 17位)、
ということなのだ(笑)。
この成績は、最強の1人とされる
多井隆晴さんよりも良いのだ。
この現象を説明する仮説を考えてみたのだ。
仮説1:
Mリーグの中でちゃんと読む人たちの
中に混じると、期せずして迷彩みたいに
なって、相手が混乱する
仮説2:
一生懸命読んで、少しの確率の差を
上げるようにがんばっても、
麻雀自体のランダム性のほうが
ずっと大きいので、
かなりたくさんの局を経ないと
差が明確に表れない
いずれにせよ、Mリーグのような
長期戦を見ていると、
今年度の岡田さんや松本さんのように、
ついていない人はほんとうに見ていて
悲しくなるくらいで、
ランダムなゲームとはわかっていても、
長周期の「流れ」のようなものが
あるように思うのは無理はない
という感じがしてしまう。
人間の確率に関する直観は
かなりあてにならないことが
知られているが、
このあたりも、何か原因を
知りたいという認知的バイアスが
働いているのかもしれない。
もうひとつ、こういう分析は
将棋でいえば感想戦にあたるが、
麻雀での AI 活用状況は
どうなっているのだろう?
というのも以前から
気になっていたので、
少し調べてみた。
だいぶ昔に、研究段階だが、
マイクロソフトが強化学習を使って
かなり強い麻雀 AI を作って
いたのは知っていたが、
おそらくその延長線上で、
既にいくつか牌譜解析をする AI が
使われているらしい。
ネット麻雀の「天鳳」では、
NAGA という、将棋の「棋神」のような
分析 AI が有料で?使えるらしい。
NAGA については、
解説動画がいろいろ出ている。
麻雀AI「NAGA」による牌譜解析の使い方と注意点を解説します。
やはり、かなり強くなっているようだ。
プロが使っているかどうかはわからないが、
少なくとも見ている人はいるようだ。
5年前からあるようで、
開発者インタビューの動画もあった。
DOWANGO の方が開発したらしい。
麻雀AI「NAGA」の強さの秘密に迫る!【開発者インタビュー】
他にも mortal というAI もあるらしい。
有料級の麻雀AI_Mortalの解説・使い方
しかし、いずれもまだ、
雀ゴロのずんだもんのような
読みの解説・説明ではなく、
どの牌を切るのがよさそうかを
数値的(強化学習の行動評価関数)に
示してくれるだけのようだ。
なぜそれを切るのが良いのかの
説明はしてくれないというのも、
将棋の状況と似ている。
このあたりは、今後、
生成 AI の導入で
改善されてゆくのだろうか??
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