最終戦の日でもあった。
日本将棋連盟のHPは
まだ更新されていないが、
関西将棋会館のHPで速報されている。
さすがに関西の人はサービス精神が旺盛だ。
それによると、四段昇段は、
15勝3敗の佐藤慎一さんと、
14勝4敗の西川和宏さん
(親子棋士誕生と報道されている)。
そして、吉田正和さんが、
13勝5敗で前期に続いて
二度目の次点・・・
うーん・・・
なんとも運が無い・・・
奨励会の規定によると、
次点を二度獲得すると、
フリークラスの四段になれる。
フリークラスから脱出して
順位戦に参加できるようになるためには、
各棋戦のトーナメントに参加して、
30局くらい戦っておよそ勝率6割5分くらいを
あげる必要がある(他にも何種類か方法がある)。
フリークラスに入るか、
順位1位で来期の昇段に賭けるか。
難しい決断だ・・・
これまでにフリークラスから
C2クラスに上がった棋士は
いない訳ではないが、
それほど多くもない。
勝率6割5分というのはなかなか大変で、
プロ編入試験を受けた瀬川四段を始め、
上がれないでいる棋士はけっこういる。
とはいえ、吉田三段の年齢や
対プロの戦績を考えると、
普通に考えればフリークラスに入ったほうが
よさそうだ。
13勝5敗は、勝率にすると7割2分。
前期も確か、最後に連敗して13勝5敗。
というわけで、フリークラスで
6割5分は楽にいけそうだ。
メジャーなタイトル戦以外でも、
新人王戦や朝日オープンやNHK杯の予選にも
出られるのだろうから、がんがん勝ち進めばいい。
来期には、期待の新人の佐々木勇気くん
も三段リーグに入ってくるし、
競争はますます激化する方向だ。
13勝しても上がれるとは限らない。
そもそも、今般の公益法人改革で、
棋士の基本給制度なども無くなる可能性もある。
囲碁では大手合いが廃止されたことだし、
名人戦でも、棋譜が売れるAクラスと
B1クラスのリーグ戦を残して、あとは
トーナメント式の予選になる可能性だってある。
そうなれば、フリークラスもC2も
そんなに違いはないだろう。
猶予期間は一週間とか。
良い決断を祈ります。
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