日々の寝言~Daily Nonsense~

コンピュータ将棋選手権

毎年恒例の世界コンピュータ将棋選手権
今年も、ゴールデンウィークに開催された。

今年の優勝は激指で、
3年ぶりのリベンジとなった。

2位には、IS将棋改め棚橋将棋が入り、
一昨年に彗星の如く現れたBonanza は今年は3位。
昨年優勝のYSSが4位。

4強の構図は変わらなかったが、
ちょっとだけ観戦した感じでは、
激指と棚橋将棋が頭一つ抜けているようだ。

優勝決定戦となったこの二つのプログラムの対戦は、
見ごたえのある重厚な熱戦だった。

激指有利に展開したのだが、
最終盤、ついに逆転に成功したかに見えた
棚橋将棋が、時間切れ負けとなる、
という劇的な幕切れ。

さらに、エキシビジョンマッチは、
加藤幸男、清水上徹という、
アマチュア将棋界のトップが、
持ち時間15分のルールとはいえ、
いずれも敗れる、という衝撃的な結果になった。

加藤さんと棚橋将棋のゲームは、
途中からタコ殴りで一気に攻めつぶされる
という一方的な展開。

清水上さんと激指は、
じっくりとした戦いから攻め合い、
一手違いをしっかり勝ち切る、という展開。

どちらも、アマチュア側が勝っていた
去年までとは、なんだか雰囲気が違っていた。

決勝リーグでのしっかりした戦いぶりともあわせて、
コンピュータ将棋がさらに強くなっている、
ことを印象づける結果だった。

持ち時間15分程度では、
アマチュアで勝てる人はほぼいなくなった、
という印象。

プロでもかなり危ういのでは?
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