羽生三冠が毎日新聞の提案支持を表明、
というニュースが流れ、
将棋愛好家の間にちょっとした衝撃が走っている。
王位戦第2局後の北海道新聞のインタビューの中で、
質問に答えたものらしい。
おおかたの反応は、さすがは羽生さん、というものだが、
影響の大きさを考えて、事前の発言は無いのではないか、
と見られていたため、何故この時期に?
という点が、いろいろな憶測を呼んでいる。
事前に発言すれば、表決の結果がどうなるにせよ、
反対意見の人にとっては不愉快であり、
後のもめごとの元になりかねないのだから、
うっかりしゃべった、というわけではなく、
発言したこと自体にかなりの意図が込められている
ことは間違いないと思う。
ましてや、羽生三冠は、王将であると同時に、
朝日オープン選手権者でもある。
普通なら、どちらかに肩入れする、
というようなことは言わないはずだ。
巷の噂では、8月1日に行われる予定の
表決の結果はなかなか読めず、
朝日新聞支持側(理事会側??)は、かなりがんばって
委任状を集めているらしい。
このタイミングで羽生さんが毎日新聞支持を表明した
ということは、現状では毎日新聞側が不利、とみて、
その状況を逆転しよう、ということなのか?
それとも、毎日支持が既にかなり確定的になったため、
羽生さんの発言のために負けた、
羽生さんにああ言われてはしかたがない、という形で、
朝日へのせめてもの言い訳を作ろうとするものなのか?
いずれにせよ、影響はかなり大きいはずだ。
現状を憂い、棋士の良心を代表して発言を決心した、
ということなのだろうか?
それとも・・・これもまた誰かの想定内なのか???
決着が着くまであと3日。
もちろん、羽生さんも言うように、
それが最終的なものでは無いとしても。
将棋連盟から見ると、どちらに決まっても、
結局、契約金の引き上げには成功したわけで、
稚拙な交渉経過を理由に、理事会全体をリコールするのは
難しくなった。
もしも毎日案が可決されたら、
中原副会長が、今回のもめごとや、
対朝日への責任を取って辞職、
というのはありそうだ・・・
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