藤井聡太竜王、名人挑戦インタビュー 定番の第1部&この機会に聞きたかった第2部~聞き手・村瀬信也、北野新太~【第81期将棋名人戦】
2023-04-16 15:49:12
藤井六冠は、渡辺名人や羽生九段とは対照的に、
ひとつひとつの質問(わりとどうでもよい質問にも)
にじっくり考えながら答えている。
21:19 あたりからの AI の使い方に関係する部分が面白かった。
藤井さんは、AMD の広告に出演していることから、
AMD から最高レベルの性能の CPU を搭載した
PC を提供を受けているということだ。
従来の自作 PC に較べて、研究がはかどるし、
負荷をかけてもすごく静かなのが良い、
と言っている。
提供されている CPU の型番を
そらで言えるというのもすごい・・・
やはり、渡辺さんや羽生さんは、
知り合いの IT 関係者に相談するなどして、
もっと新しい PC というか
ワークステーションを
買ったほうが良いと思う。
以下、印象的な発言の抜き書き。
ある局面を深く読ませるのか、
先を進めてゆくのかについては、
読ませる時間に比例して
正確になるわけではないので、
先を進めるのと、
臨機応変に使っている。
中盤の段階で、
ある一手というよりも
その後の局面の展開や、
こういう方針で進めてゆく
ということを教えてくれるのが
参考になるところ。
最近多用している
角換わりについては、
先手の仕掛けのバリエーション
が限られている中での
工夫の余地が結構あると
思ったので採用している。
仕掛けていったあと
中盤以降どうなるかが重要で、
先まで進めていってどうかというところだが、
お互いがいい手を選んでゆけば、
どちらかが簡単に倒れてしまうことはないと
考えているので、その中で有力な指し方を
見つけて行ければいいかなと思っている。
ChatGPT などがでて世の中が変わっている
という印象はあるか?という最後の質問には、
まだ使ったことがない、と言っていた。
(PC関係の文書などで)
自動翻訳とか使って文章を読んだり
することもある、と言っている。
どう使うのかが問われてゆくだろう、
というのは、既に人間以上の AI が浸透している
将棋界の人が言うと切実だ。
せっかくの機会なので、
王将戦の詳細も少し
聞いて欲しかったなぁ・・・
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