将棋関係の本を2冊借りてきた。
河口俊彦「大山康晴の晩節」
瀬川昌司「泣き虫しょったんの奇跡」
「大山康晴の晩節」
掴みどころの無い大山康晴という人間を
なんとかつかまえようと苦労しているのだが、
やはり、難しかったようだ。
大山のすごさはわかったが、
人間像はよくわからなかった。
「泣き虫しょったんの奇跡」
泣かされる、と評判だったが、
まさに作ったかのようなよくできたお話だ。
評判が良かったのはよく理解できた。
しっかり泣かされた。
逆に言えば、将棋の世界というのは、
厳しいとは言え、やはり、
実社会とはちょっと違う次元にある、
ロマンチックな世界、ということなのだろう。
「だいじょうぶ。きっとよい道が拓かれます。」
素直にいい言葉だ。
こんな良い先生に出会って、
うらやましいなぁ・・・
正直言って、瀬川さんのことは、
あまりに人が好過ぎるというか、なんというか、
周囲に乗せられている感じもして、
本人もそれがわかっていて、乗っている感じがして、
それほど良い印象を持っていなかった。
しかし、中学のときの先生といい、
プロ試験のときの遠藤さんといい、
ある意味ものすごい強運の持ち主だ、
ということがよくわかった。
それは、生まれ持った人の好さと、
鈍感力、とてつもない素直さ、
などに由来しているようだ。
それが人を惹きつけ、
つい世話をしてあげたくなる、のだろう。
それにしても、
そろそろC2に上がる気配が欲しいものだが、
今回は誰かが舞台をセットしてくれる、
というわけにはゆかなそうだ。
10年で引退では、あまりに寂しい。
なんとかしろ、しょったん!
と外野が言うのは簡単だが・・・
最新の画像もっと見る
最近の「将棋・ゲーム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事