日々の寝言~Daily Nonsense~

原子力事故後の長期汚染地域住民の防護に関する委員勧告(ICPR, 2008)

ICPRの2008年の勧告のひとつ。

日本アイソトープ協会が仮訳を公開

ぱらぱらと読んだが、
なかなかわかりにくい。

1000Bq を一時的に摂取するより、
10Bq を毎日摂取するほうが、
累積被曝量はずっと大きくなる。

長期汚染の場合、個人の被曝量としては
1mSv/年と 5mSv/年が
参考レベルになるらしい。

1991年にベラルーシで採用された規準では、
個人線量 > 5mSv/年
の地域は退去対象区域(立入禁止)。

5mSv/年というと、
単純に割り算すると 0.57μSv/時

福島県のいくつかの地点は
あてはまってしまうのでは???

屋内にいる時間も考慮して
割り引けば、なんとかなりそう。

追記:ベラルーシの基準は、事故後 5年経った時点での
レベルということに注意。
福島のレベルも5年経てば今よりは減ると予想される。

日本で今言われている 20mSv/年というのは
どこから来た数値なのだろう?

緊急時や中期の汚染の場合の数値?

それについての解説が、タイムリーに
NHKの科学文化部ブログに出ていた。

緊急時の参考レベル:20mSv/年~100mSv/年
復旧期の参考レベル:1mSv/年~20mSv/年
平常時の参考レベル:1mSv年

ということだ。

現時点は復旧期に入ると思うので、
子供の学校で 20mSv/年は
やっぱりまずいんじゃないの???

それにしても「協会」がいっぱいある・・・

追記:
team_nakagawa による解説が出た。
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