今年は、叡王戦の優勝者である山崎隆之叡王と、
ソフトの棋戦の優勝者 Ponanza の対決。
アルファ碁のインパクトが強すぎて、
話題的にかなり霞んでいる感じがするのは
しかたがないのだろうか。
ところで、昨年の NHK杯は村山さんで、
名人戦挑戦は佐藤天彦さん。
いずれも渡辺世代の若手だ。
そして、将棋連盟の HP で
平成27年度の成績を見ると、
この2年くらいの間に
かなりの勢いで世代交代が進んだ
ということが感じられる。
その理由のひとつとしては、
強いソフトを研究に活かせる、
若い棋士が強くなっている
のではないだろうか?
考えてみれば、羽生さんの世代が誕生したことの
技術的背景には、PC で棋譜データベースが
利用可能になったということがあると思う。
羽生世代は、大量の棋譜を日常的に使うように
なった最初の世代と言えるのではないか?
「研究会」とういものも、
この世代(島さん)によって
つくられた文化だ。
将棋が「戦うもの」から「研究するもの」
になった、ということ。
そして、今は、ソフトを使った研究が
重要になっているのだと思う。
そして、ソフトを実行する計算環境は
ハイスペックなほど良いはずだ。
とすると、そのうちには、
どこかの会社にスポンサードされた
ハイスペックな研究用の計算環境を使った棋士が勝ちまくる、
というようなことが起こるのではないかなぁ?
みんな服に amazon とか、IBM とか
ロゴをつけて戦うとか?
なんだかちょっと寂しい感じもするが・・・
最新の画像もっと見る
最近の「将棋・ゲーム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事