日々の寝言~Daily Nonsense~

急がば回れ

今日のNHK杯将棋選手権は、
羽生名人対佐々木五段。

新鋭の挑戦をどう受けてたつのか。

羽生名人の先手。
佐々木五段は中飛車から向い飛車へ。
羽生さんは穴熊に構える。

終盤の入り口、
一気に攻めかかる佐々木五段に対して、
羽生名人はゆっくりと着実に対抗する。

解説の木村八段
「これで間に合えば一番いいんですけど・・・」

結局間に合ってしまうのだ。

自玉の安定度をしっかり見極めている
からこそ、無理なく落ち着いて攻める
ことができる。

急がば回れ、を地で行くような、
模範的な勝ち方だった。

将棋は、攻めるか受けるかの
判断が難しい。

急いで攻めると切らされる。
かといって、受けてばかりでも
ジリ貧になりやすい。

自分の攻めは続くのか?
相手の攻めは続くのか?

攻めると見せかけて受ける、
受けると見せかけて攻める、
臨機応変な戦いが、
将棋の見所のひとつだと思う。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「将棋・ゲーム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事