20mSv 上限、3.8μSv/h 以下なら普通に過ごしてOK
という件は別として、
説明自体はなかなかよくできていると思う。
11ページには、
> 発ガン率は、積算 100mSv で 0.5%増加する。
とある。
また、
> 「発がん」が起こる確率は、低い量の被ばくであっても被ばくした
> 放射線の量に応じて増加すると考えて、
> 必要のない放射線をできるだけ
> 浴びないようにするという考え方は、大切です。
とも書いてある。
「発がん」に関して、
閾値仮説ではなく、より保守的な比例仮説をとっている
のは好感できる。
ところで、0.5%の増加というのは
どのくらいのものか?
日本でがんになる確率が、
0.4 くらいだとする。
それが 0.4 → 0.405 になるということ。
20mSv とすると、比例仮説では、
発がん率が 0.1% 増加するということになる。
0.4 → 0.401。
日本の人口が1億人とすると、
4000万人ですむはずだったものが、
4010万人になるということだ。
誤差の範囲とも言えるが、
あんまり嬉しくない数字
のようにも見える。
それに、年間 20mSv 被曝でも、
そのレベルが5年間続けば 100mSv になってしまう。
セシウムは半減期 30年だから、
5年くらいは簡単に経ってしまうはずだ。
やっぱり 5mSv/年を立ち入り禁止レベル
というのが正しいと思うのだが・・・
また数ヶ月したら、
基準を変更することになりそうな予感。
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