ひとつには、年功序列の影響があると思う。
人が人にサービスするタイプの
サービス業を考えると、
人は機械とは違って
簡単には置き換えられないし、
一度身につけたスキルは
なかなか変えにくい。
日本のように年功序列だと、
古いスキルしか持って居ない人が
業界の偉い地位につくので、
古いスキルの寿命を維持する方向に
力が働くと思う。
トップにつくような人自身は、
もう安泰だから新規技術を認めたい
場合でも、その背後に、その人を
支持する古い人々がたくさんいると、
なかなか自由には意思決定できない。
結果として、新しいスキルや
新規参入を規制する方向にバイアスがかかり、
生産性が上がらなくなりそうだ。
もうひとつの理由は、
単純に相対的な価格が安すぎること
のような気がする。
これについても、
情報、笑顔、サービスは無料、
という古くからの慣習が
影響しているのではないか。
価格が安い →
高齢の技術者が引退できない →
新しい技術やシステムの導入が遅れる →
価格が安いままで続く
というスパイラルがありそうだ。
こういう安定状態をリセットして、
末端の技術者がこきつかわれる、
という状態を破壊するには
革新的なスキルをコアにして、
従来とは違うシステムで参入する
人たちが出てくることが必要そうだ。
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