前の記事の続きとなります。
猫はジャンプしてトンボを取ろうとするも
簡単に逃げられてしまう。
逃げたトンボを目で追いながら
諦めて座り込み、にゃーとなく。
にゃ~にゃ~ にゃ~にゃ~
繰り返しなく。
わしは、自転車を停めて
猫の土手の下への階段を降り
近寄ってみる。
にゃーにゃーと猫も近づくが
1メートルほどの距離まで近づいたとき
シャー!と、威嚇した。
猫の横腹を見ると
大きく窪み
数日は食事をしていないだろうということが、容易にわかるが
毛づやは良く、
ペットショップで売られていてもおかしくないような顔立ちだ。
とりあえず、お腹を満たすものをあげたいのだが
自然豊かな近隣には
お店などあった記憶がない。
猫に声をかけると
ひたすら、にゃーにゃーとなく。
そばにいた弾き語りのお姉ちゃんも
そばにきた。
「ギターの邪魔してごめんね。
お腹すいてるみたいだけど、この辺りはお店がないよね?」
「そうですね。ないです」
しばらくの間、そんな話をしながらそこにとどまっていたのだが
このままいても、らちが明かないので
チャリで店を探すことにした。
猫のいた通りから少し入った道にコンビニがあったのを思いだし向かう。
コンビニでは、チュールを購入し、段ボールをもらう。
猫のところへ戻り
チュールをあげてみる。
シャー!したけど
食べた♪
とにかく自転車では
どうにもならないので
猫事件が起きる度に、相談しあう友人に連絡。
車で来てもらうことにした。
続く