”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

知財コミュニケーション能力を高めよう

2015-05-10 06:06:45 | 知財経営セミナー
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

昨日は、埼玉県大宮市の大宮駅の近くで、セミナーを行いました。

朝10時から夕方5時まで。

その後の飲み会を含めると夕方7時まで。

参加メンバーの皆さんお疲れ様でした。

このセミナーは、埼玉県のものづくりメンバーに「知財検定」の3級を突破してもらうためのもの。

知財検定を突破してもらうと、何がいいのか?

私は、この検定を知財コミュニケーション能力をつける足掛かりにしてほしいと思っています。

知財コミュニケーションは、私が勝手に使っている言葉ですが、知財の活用その他の話をするときにお互いの意思疎通を正確にスムーズにするための共通言語です。

「知財」についてメンバーの理解がバラバラでは、いくら知財の重要性を唱えても受け取り手が違った意味に捉えてしまいますので、これをなくすのが意図です。

でも、試験合格だけを目標にすると面白くありません。メンバーには、試験のためだけではなく日頃の業務にすぐ役立つようなかたちで勉強してもらっています。

昨日は、特に、特許要件の「新規性」について議論しました。すると、メンバーから「こんなケースがあった」とか、「あんな事例がある」とか発言が出てきます。

こうなるとしめたもの。「新規性」についての知識が実務と重なり、記憶の中にしっかりと定着します。定着すれば、知識が実務に役立ちます。「新規性」といったときの、メンバーの理解が完全一致するようになりました。知財コミュニケーション能力が一歩向上しましたのです。

コンサルの際に私が強く訴えることは、アイデアは「見せない、出さない、話さない」が基本だということです。

この基本をしっかりと理解し実践することで、モノづくり企業の基礎力は確実にアップします。

今日もお読みいただき有難うございました。

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