Born Free

続、理想の指揮官


この日は住之江で前日に引き続いて
三重スリーアローズ戦である。

前日の今季初勝利の流れに乗って連勝!
っちゅう風に行きたかったケドも
逆に返り討ちに遭うてしもた(泪)。

今年に入って思たんやケドも
ワシが席の位置取りを変えたりしたせいもあるんか
どうも昨年のアットホームさが消え失せてしもてる気がする。

そこに…

「勝ちたい!」

っちゅう、焦りや強いキモチが交差してしもて
ワシも含めて、空回りしてた気がする。

特に"指揮官"。

マジメで一本気で、ワシの好きなタイプの人間なんやケドも
コレまた、底抜けな真っ直ぐさが災いしてしもてた。

こないだ、"プロジェクトX"の動画を貼り付けたんやケドも
その時に紹介した、吉村秀雄氏を取り上げた別の番組の動画である。

 

 

 

コレは1986年の鈴鹿八時間耐久レースの映像である。

この時、現場での陣頭指揮を息子である
吉村不二雄氏に委ねていた秀雄氏であるケドも
終盤VIP席から降りて来て、走ってる単車がいっちゃんよう見えるトコで
サインボードを出したりする、"プラットホーム"で
ストップウォッチを片手に、チームクルーに細かい指示を与えてる。

この時点で、六十才を過ぎてて
今でこそまだまだと云える年齢ではあるケドも
当時やと、そろそろ第一線から退いて…
っちゅう年齢やったし、現に彼もそうやった。

せやケドも、終盤レースが競った展開になったトコロで
いてもたっても居られん様になって、現場に踏み込んだみたいであるケドも
VIP席で見物してたんは彼の本意では無いにしても
ピットからは観れん戦況が観れてたんがプラスになったんか
ぢつに的確な指示を与えてたのである。

特に、競ってる相手のチームの戦況を的確に捉え
次に相手がピットインで何をするかを理解して戦術を建ててたんが印象に残った。

結果、追い切れんかったケドも
予想は見事に的中してたんは、素晴らしいのヒトコトである。

吉村(秀雄)氏も本意としては…

「最前線に立ち続けたい!」

っちゅうのがあったやろうと思う。

ワシも、アカンかっても何回でも真正面から真っ直ぐに
駆け引き無しで突進して行きたいし
"住之江軍"の我らの"スタンドの指揮官"もそんな匂いのする実直な男である。

せやケドも、それやと"勝つ"コトはおろか
"人心掌握"っちゅう観点からも"成功"を納められん
っちゅうのが、ホンマのトコロなんやろうなぁと
この動画を観て、改めてかんじさせられた。

実際に、仕事で作業を指示する立場になり、それまでの…

「とにかく、動いてナンボ!」
「我がが動かんと…」
「アタマが動かんかったらアカン!」

っちゅうだけやとアカンっちゅうのがイタい程、理解った。

「誰がどんだけ働く」
「誰がどんだけ貢献する」

っちゅうより、結果的に全体にとって最良な結果を得る為に
最良な算段を組み立てるっちゅうのがまさに"肝"である。

その為には、離れた場所から全体を見渡すっちゅうコトも
指揮官にとっては大切な作業なんやなぁとホンマに思う。

"野球"
"単車"

上に挙げたモン以外でも分野は違うモンでも
リンクするモンは必ずやあると思います。

じっくり観てみて貰たら幸いです。

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