前日、テントを建ててる最中に"ペグ"が折れる
っちゅうハプニングがあり、"フライシート"が一箇所だけ
羽ばたいた状態になったまま、テントを建ててた。
こんな日に限って、風が強かった。
っちゅうか、ココは本州最南端の大平洋に突き出た場所。
風が強いっちゅうのは当り前なんやろうなぁ。
っちゅうコトで、風音が耳について中々寝れんかった。
それでも、四時間位無理矢理睡眠時間を確保した。
朝起きて、前日作った"焼きそば"の
残りの材料を使て、野菜炒めを作った。
それに、今回ご一緒させて貰た
"天涯オーナーズクラブ"の会長さんから…
「卵を使い切りたいのでいかがですか？」
っちゅうありがたいコトバと材料を戴き
"目玉焼き"を作って、それを朝メシとした。
朝メシのあと、移動支度をすませる。
支度の前に撮った一枚。
ワシの単車だけでも、街中で殆ど見たコトが無いんやケドも
そこにワシ自身通算で五回以内、前に見たのが五年以上前っちゅう
単車が三台も一緒に写真に納まったら
ワシの単車が珍しくとも何とも無くなる位に見えた（笑）。
支度の後、目の前にある展望タワーに行くコトになった。
タワーから眺められる、大平洋と目の前に広がる絶景。
"ツーリングガイド"に載ってる風景写真を
単車生活二十三年目にして、やっとこさ眺めれた。
まさに、憧れの光景である。
それもさるコト乍ら…
我がの単車でもなかなか機会も無いケドも
そこに三台の天涯をプラスした光景を
真上から眺めるっちゅうコトは滅多に見れんさかいに
単車にスポットを当てた一枚も忘れずに…（笑）
タワーから降りて、ちょこっと移動をとって
"橋杭岩"に行くコトになった。
駐車場での一枚。
ホンマは一枚だけやったら、どれか一台は殆ど映って無い
っちゅう状態を避けられんかったさかいに
四方から撮ったウチの一枚っちゅうのがホンマなんですが（笑）。
あ、本来の目的でんなぁ。
すんまへん、すんまへん！
コレが、"橋杭岩"でおます。
ご一緒させてもうた一人の"KUUGA"さん曰く…
"ゴジラの背中"
こらぁ、あんじょう例えましたなぁ。
せやケドも、こんなんが自然に出来るモンやねんなぁ。
"ゴジラの背中"に加えて、ワシには…
"モアイ"の出来損ない。
っちゅう風にも思えたんですが…
どないでしょうかねぇ（笑）。
みなさんは、これからは白浜を経由して
"日の岬"に行くっちゅうコトで
一時は、ご一緒させて貰おかなぁとも思たケドも
姉貴が帰って来るっちゅうコトで
この日に帰るコトを決めて家を出て来たさかいに
後ろ髪引かれて、帰る決心が着かん様になって
帰るんが遅くなるんが目に見えてるっちゅうコトで
ココで別れて、当初の予定通り
熊野まで出て、山側に上がって行くコトにした。
国道42号を走って行く。
ムカシから走ってみたい道やったんやケドも
親父が生前に言うてたコトバがいつまでもアタマにあって
なかなか行く気にならんかった。
「あんな片側一車線が延々と続く道
いつもダダ込みでしんどいっちゅうねん！」
事実、交通量は多かった。
そこへ来て、時期がGW期間中っちゅうコトで
他府県ナンバーが多かったんやケドも
思てたよりは流れてて、景色を観るにはええペースで走れた。
海沿いの道で、携帯に放り込んだ
"着うたフル"のBGMで雰囲気の合う歌が流れた時なんかは
ホンマに気分がゴキゲンになった（笑）。
特に…
"Feel Fine" By 倉木麻衣
"オアシス" By BENNIE K
この二曲なんか、あの風景に合うてるカンジがしたなぁ（笑）。
海の色が想像以上に青い。
沖縄の海とそんなに変わらんカンジに見えた。
アレには正直ビックらこいた。
熊野に入って、"七里浜"を通る。
眺め乍ら通り過ぎるだけのつもりやったケドも
時節柄、"こいのぼり"が掲げてたさかいに
思わず停まって、写真を一枚だけ撮った。
この辺りを走った時は若干曇り気味やった。
天気が良けりゃもうちょいええカンジやったんやろうが…。
熊野から、山側に入る国道309号を走る。
取り敢えずの目的地、"下北山村"に向かう。
ココに"お気に入り"温泉、"きなりの湯"がある。
ココに独りで行くのは初めてである。
これまでの海沿いの道とはうって変わって
山に入って行く、峠道になっていく。
一時間程走ったら、"きなりの湯"に着いた。
過去、三回来たコトがあるケドも
過去の三回はすべて同行者が居った。
この辺りに走りに行くのは単独では全く無かった。
どっちかっちゅうたら、"連れられて"っちゅうカンジで
出掛けるコトばっかりやったケドも
今回、なんとなく走てみよかなぁと思た。
"きなりの湯"には一時間程居った。
時間はまだ、一時前。
コレやったら明るいウチに帰れる。
途中、険しい細い峠道に入る。
ギリギリのトコロを走っても対向車がはみだして来る。
「悪気は無いんやろうが、なんで？」
っちゅう風に疑問を抱き乍ら走ってた。
そこで気付いたんが…
「"カーブミラー"見て無いんかなぁ？」
お互い、走り慣れん道を走ってるさかいに…
っちゅうコトにしとこう（苦笑）。
せやケドも、いつぞやかに林道を走る
単車のマナー云々っちゅうコトをテレビで報道されてたケドも
今回感じたんは、写真を撮りに来たドライバーや
ハイカーや登山者もそれなりになってない。
"行者間トンネル"の出口にクルマを堂々と駐車してるわ
クルマも単車も走るれっきとした"国道"である道
それやのに、フラフラと周りを確認もせんと
道の真ん中を横断する有様にはホンマにムカついた。
まぁ、どんなモンでも"ひと括り"に出来んっちゅうコト。
やっぱり、最終的には"個人"の裁量っちゅうコトですなぁ。
ここ何年か、ホンマの単独での泊まり掛けでの遠乗り
っちゅうコトをして無かったし、不安だらけやったケドも
取り敢えずは、無事に帰って来れたコトは良かった。
なんかのきっかけになればええね。
