この15日を最後に
鉄道連絡船時代から長きに渡り
本州と四国を繋いだ宇高航路が事実上
"廃止"となる。
このコトが決まって、ワシも…
「乗っときたい！」
っちゅう思いがある。
過去、三回乗ったコトがある。
いっぺん目は、今から二十年ほど前の1998年。
高松でホークスの試合があり
翌日の試合が行われる倉敷に移動するのに
亡き親友のクルマに同乗し、乗り込んだ。
二回目は、2011年。
同じ様に高松でホークス三軍の試合を観たあと
屋島の健康ランドで一泊したのち
翌日、試合がある岡山に移動するのに
一緒にツーリングしてた友達と乗り込んだ。
三回目、前回が2015年。
運行してた二社のうち
"宇高国道フェリー"が航路から撤退し
航路の廃止が本格的に危惧され出した時。
四国フェリーが航路の継続を発表し
取り敢えずの存続が決まった頃。
「せやケドも、乗っとこかぁ。」
っちゅうコトで
衝動的に宇野まで行って高松に渡った時やった。
その時に感じたんは
宇野港へのアクセスのし難さやった。
岡山市内を走るメインルートの国道二号線から
かなり南下をしいられるんやケドも
道が理解り辛かった記憶がある。
コレは、その前に高松から単車で渡って
岡山市内まで出る時にも感じたコトでもある。
ワシ自身は、単車であのクソ長い橋を渡るんは
御免やさかいに、岡山に居って四国に渡りたい
っちゅう時は、少々アクセスが悪くとも
宇野まで出るとは思うケドも
正直、市内からもうちょいアクセスし易い道を
整備して戴けたら、もうちょいどないかなったとは思う。
せやケドも、宇野の駅から港への
あの佇まいはなんとなく、好きなんやなぁ…。
元々が鉄道連絡船やさかいに
橋が出来た後のクルマで利用されるコトは
想定されて無かって、然るべきなんやろう。
橋の値段が安くなりすぎたんが命取りやった。
ただ、毎回この手のコトが報じられてから
近隣の人間が惜しんで乗りに行く。
また、カメラやマイクを向けられて…
「県民の大切な足なのに…」
「どうにかならなかったのか…」
っちゅうコトを、いけしゃぁしゃぁと云う輩。
そんなコト云うケドも
普段の生活で乗ってるの？
ほならなんでもっと乗らん？
現在、週末はどの便も満席状態っちゅうハナシ。
コレを聞いて、乗っときたい
っちゅうキモチが一気に失せた。
恐らくは、前回の乗船が最後になるであろう。
