Born Free

徒歩生活


 仕事が終わって帰宅してすぐに
仕事用の単車を修理に出しに行く。

"押し掛け"を試みるモノの
久々にエンジンに火を入れるんで
まったく歯が立たんかった。

っちゅうコトで、押して歩いて行くコトにする。

ウチから行き付けの単車屋さんまで
1Km強位で行けるんやけども
なんせ、単車を押して歩くんで…

「結構、エラい(しんどい)かもなぁ。」

っちゅう風に思てた。

ムカシ、 750ccの単車を
押して歩いて行ったコトがあるケドも
なんせ、20代前半のハナシである。
30代後半になった今はどうかなぁ?
っちゅうカンジやった。

それが案外、簡単に行った。
10分強位で辿り着けた。

そない思たら…

"ワシの自転車"

っちゅうモンを所有せん様になって
かなりの月日が経つ。

高校生の時に電車通学やったんやけども
駅に自転車を置いて電車に乗ってガッコに行ってた。

ある日、ガッコから帰って来て
地元の駅に着いて、自転車の元に行ったら
いくら探しても自転車が見付からん。

しばらく周りを探してたら
びっくりしたコトに、潰れた自転車ばっかり
積み上げたトコのいっちゃん上に
ワシの自転車が積み上げられてた。

確かに、当時ワシが乗ってた自転車は
前カゴを外してる上にチェーンカバーも
ひっぺがしてたさかいに一見して
酔っ払いが乗り捨てた盗難品に見える
出立ちやったんやけども…

さすがに短気なワシも
ハラを立てる前に爆笑してしもた。

それを機会に、いろいろ考えた結果
自転車置き場から改札まで歩くんやったら
家から歩いても平気かなぁと考えて
それからは駅まで行くのも歩きになった。

小学校の時、まだ地元に地下鉄が通って無かった。
クチの悪いヒトからは…

"市内にある陸の孤島"

っちゅう風に笑われてた様なトコである。

遠足に行く時は2Km程離れた
隣町の駅まで行列を作って歩いて行ってた。

そない思ったら、今は恵まれてる。

25歳の夏に北海道に行った時に
単車がトラブって、そん時は15Km程山道を
荷物を満載させた単車を押して歩いたコトもある。

去年は松葉杖で単車屋さんまで
散歩がてら行ったりもした。

それに比べたら、まだええモンである。
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