オットが脳腫瘍に!穏やかな日常が一転☆ガタガタ日記。

2022年1月・出先で急に倒れたオット。運ばれた病院で白い影が見つかります。悪性脳腫瘍でした。

さっき見たドラマ?まるでドラマのようだった、、、

2024-12-24 12:42:53 | 脳腫瘍
私自身も「もしかして心臓じゃなくて脳?」

と思ったのは、痙攣しているオットの左側が硬直しているように思ったからです。

口も少し左側に曲がって、左足も左手も右側とは違ったように硬直して見えました。

そのうち、救急隊員の方も「脳外科がある病院を探します」とのこと。

(やっぱり脳なんだ、、、脳出血、脳梗塞?オットになにが起こったのだろう、、、)

コロナのこともあって、なかなか搬送先の病院が見つからないようでした。

パン屋さんの駐車場に止まったまま救急車の中で、10分20分と時間が過ぎていきます。

オットは時々大きく体を動かし、何度か失禁もしているようで、
救急車のベットが濡れているのも分かりました。

まだ、時間がかかるようなので、私は一度、救急車を下り、
主人のお義父さんと自分の父に電話をかけました。

何を喋ったかはよく覚えていませんが、
父には「このまま病院に行くので、子どもたちのことをよろしく」

義父には「とにかく明日は仕事には行けない」ようなことを伝えました。

オットは、義父が立上げた会社で2代目として働いていました。

従業員もいない零細企業です。

オットは「俺が倒れたらどうするや」と、冗談なのか本気なのかよく言っていましたが、

健康そのものだと思っていたオット、(確かにお酒の飲みすぎはありましたが)まさか実際に、そんなことが起こるとは思っていませんでした。

自分とは関係ない、ドラマの世界かと思っていました。





実はパン屋さんに行く直前に、NNK朝ドラを車の中で見ていました。

東大阪のネジ工場の話。
ちょうどヒロインのお父さん(社長)が倒れて亡くなってしまう(高橋克典さん役)という回でした。

それから30~40分後に、同じような場面を体験をします。


ただ「命は大丈夫でしょうか?」と私の問いに、救急隊員の方は
「命は大丈夫だと思います。ただ後遺症は残ると思います」との返答。

それから間もなくして、搬送先の病院が決まりました。

その病院は、地域ではわりと有名な脳神経外科の専門病院でした。

知った名前の病院に、少しホッとはしましたが、
搬送先が見つかるまで30分、そこから高速道路を通って15分。

オットが運転してきた車は、パン屋さんに許可をとり、後で取りに行くことを伝え

揺れる救急車の中で、オットの左足を擦りながら病院へと向かいました。

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とっさに出た行動に反省。そして救急隊員の言葉。

2024-12-23 15:09:57 | 脳腫瘍
痙攣しているオットに「嘔吐したものが詰まる」「舌を噛んではいけない!」と思って、咄嗟に私はオットの口の中に、2本の指を突っ込んでしまいました。

冷静に考えると、少し前に痙攣・てんかん時には、
「無理に口の中にタオルやモノを入れてはいけない」という記事を読んで、知っているはずだったんです。

なのに私は指を入れてしまい、結果、オットの凄い力により
かなりの出血をしてしまいました。

その時は気が動転していたので、痛さは感じなかったのですが、
オットが病院に搬送されたあと、

説明を終えたドクターのもとに行って「すみません診てもらえませんか」と言ったほどでした。

結局は、受付に行って「手続きが必要」みたいなことを言ったので、
「それは面倒」と思い、
トイレの手洗い場に行って、自分で綺麗に洗い止血しておきました。

ドクターも何してるんだ、と思ったでしょうね。

でも、一週間ほど痛かったです。改めて「噛む力って強い力なんだな」と痛感しました。





20分ほどで救急車が到着し、オットはすぐに担架に乗せられ、救急車の中へと運ばれていきました。

オットの様子を見た救急隊員の方は、まず第一声に「コロナワクチンを打たれましたか?」と尋ねてきました。

「打ってません」という私の返事に少しビックリした様子で、次に「持病はありますか?」と。

オットはこの数十年、歯医者以外の病院に行ったこともなく、
風邪をひいて寝込むことすらありませんでした。

しばらくして、救急救命士の方は「てんかん発作ですね。今までに同じようなことはありまか?」

てんかん発作?!

結婚してから、「てんかん」になったことは、もちろん一度もなく、
オットからそんな事も聞いたことありませんでした。

倒れてすぐは「心臓?」と思いましたが、どうやら心臓ではないな、と感じていたときに、救急隊員の「てんかん」という言葉。

ああ、心臓じゃない「脳」だ、、、







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救急車を呼んだとき「何が起こっているの?」

2024-12-22 18:15:15 | 脳腫瘍
「ウワサ通りの美味しいパンだったね」「値段も手頃だし」

「子どもたちもお土産、喜ぶかなぁ」と他愛もない会話しながら、

パン屋さんを出て、駐車場に停めている車に乗り込みました。

車に乗って、エンジンをかける瞬間だったと思います。

急にオットが小さく「ウッウッ」とうめき声を上げました。

え?!っと思って、運転席のオットの方を見ると、前かがみになって、明らかに身体が硬直しています。

あまりにも急だったので、一瞬、何か演技をしているのかと思いましたが、

次の瞬間「もしかして心筋梗塞?!」

動揺しながらも、急いで助手席を降りて、オットに声をかけましたが、
もちろん反応はありません。

身体は硬直しながら小刻みに震え、口から泡を吹いていました。

これやばい。
私も震える手で、急いで救急車を呼びました。

すぐには繋がったので、オットの状況や今いる場所を説明しましたが

2022年、コロナのこともあって、すぐには行けないかもしれないし、

受入れ病院もすぐに見つかるかも分からない、と言われました。

でも、待つしかありません。



結局、先に消防隊員の方が到着し、その後に救急隊員の方が3名ほど、
その間20分ぐらいでした。

電話はずっと救急に繋がった状態ではあったけど、

私もとても不安で、「早く早く」
凄く凄く長い時間に思えました。

その間、オットの目は瞳孔が開き、もちろん焦点は合っていない状況です。

相変わらず、身体は小刻み震え、時々、大きく身体を動かし暴れているようでした。

185cmほどあるオット。そんなオットの硬直した身体を持ち上げ

シートを少し倒し寝かしていましたが、

どこかにあたって怪我をしないか、
また、舌を噛んでしまわないか心配で、

私は咄嗟に、オットの口に指を入れてしまいました。

これは後になって失敗だったな、と思いました。


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オットが倒れた日の朝のこと「いつもの日曜日」

2024-12-21 09:27:07 | 脳腫瘍
脳腫瘍のオットの様子をブログに書こうと
何度かやってみたのですが、
なかなか書くことが出来ず、2年が経とうとしていました。

特に辛かったのは、倒れた日のことです。

倒れてから1年ぐらいは、あの時、あの場所に行かなければ」
なんてふと思うこともしばしばでした。

けれど、今生きているオットを見ると、
「あの時に倒れて運ばれたから、脳腫瘍が見つかったんだ」

本人は、どう思っているのかはよく分かりませんけどね、、、

(本人はどう思っているのでしょうね。
日に日に、コミュニケーションが難しくなってきていると感じています)





その日の行先は、カフェというよりも「パン屋さん」でした。
パン屋さんは久しぶり。

私は、パン屋さん巡りをするほど、パンが大好きだったのですが、
少し体が炎症症状が出るようになって、控えめにしていました。

そんな感じなので、久しぶりのパン屋さんにウキウキ。
しかも、前から行きたかった人気のパン屋さんです。

実際に、ウワサ通りの美味しいパン屋さんでした。

そんな楽しい時間を過ごしたあと、まさか、その後に起こることに、夢にも思っていませんでした、、、

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オットが倒れて「もうすぐ2年」年が明けてすぐのこと

2024-12-20 14:46:58 | 脳腫瘍
オットが倒れたのは、2022年の年が明けてのすぐの日曜日でした。

その日に限らず、特に体調が悪い様子もありませんでした。

ただ年末年始、大好きなお酒を「ちょっと飲みすぎじゃない?」
というぐらい飲んでいました。

普段はそんなに、取引先のお客さんとも飲みに行かないのに、
その年に限って3回も。

でも「今、思えば、、、」と、
脳腫瘍と診断を受けてから、
「違和感」もあったことも思い出されました。
そのことに付いては、後日書きたいと思います。

倒れた日は9時ごろに起き出してきて、趣味の料理づくりを始めました。

予定が無い日の朝が遅いのはいつものことで、
特に気にしてはいなかったのですが、
年々、増えていくお酒の量は気になっていました。



その日のメニューはカレーでした。
スパイスで作るこだわりのカレー。

しっかりと煮込みたいから夜に食べよう
と、昼ごはんは違うものを私が作り、
家族4人でお昼ごはんを食べた後、
オットと二人で出かけることにしました。

子どもたちは当時、高校1年生と中学1年生。

小さい頃はいつも一緒の時間を過ごしていましたが、
上の子が中学2年生ぐらいになってから、
自分の時間を大切にするようになりました。

そんな感じなので、誘っても「行かない~」

さっと、お昼ごはんを片付けたあと、
オットと2人でドライブに出掛けることにしました。

オットは車も運転も大好きで、自宅から少し離れたカフェに行くことに。

下の子が中学生に入った頃から、二人で出掛けることも多くなりました。
決して、夫婦仲は悪くなかったと思っていました。







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