錦織 in楽天ジャパンオープン

やったね。
おめでとう！錦織選手。
良いお知らせですね。

さすが我々に喜びと勇気を与えてくれました。



◆男子テニス　楽天ジャパン・オープン最終日（７日、東京・有明コロシアム）世界ランク１７位で第８シードの錦織圭（２２）＝日清食品＝がシングルス決勝で同１５位のミロシュ・ラオニッチ（２１）＝カナダ＝を７―６、３―６、６―０で破り、初制覇。錦織は０８年のデルレービーチ国際以来２度目の優勝。日本男子で初のツアー通算２勝を飾った。



４度目のマッチポイント。２０８キロの高速サーブを錦織が打ち返すと、ラオニッチのフォアハンドがネットにかかった。日本人として国内のツアー戦で初Ｖ。両手で髪をかきむしる。「信じられない。日本ではいいプレーができなくて縁がないと思っていた」。両目が潤んだ。

　相手は世界最高峰のビッグサーバー。準決勝でロンドン五輪、全米オープン覇者のＡ・マリー（英国）を破り、今大会はサービスゲームを１ゲームしか落としていなかった。だが、錦織は最速２２８キロのサーブにもひるまない。好調のリターンでリズムをつかみ、ストローク戦で圧倒。第３セットは相手のサービスゲームを３度ブレークして完勝した。

　国内の試合はプレーに波があり、勝ちきれなかったが、今大会は好調を維持。リターンの精度は最後まで落ちなかった。要因は昨年１０月以降、世界ランクの日本男子最高位を更新し続けてきた経験だ。「自信がついたし、ランキングが上がってプレーも安定した」と胸を張った。



勝利の瞬間、感極まって顔を覆った錦織　１８歳だった０８年のツアー初Ｖ以降、世界ランク２４４位から１００位以内まで駆け上がったが、０９年に右肘痛で手術を受けた。「テニスがまたできるのか、また１００位に戻って来られるのか、不安だった」。苦難を乗り越え成長を続ける姿に“師匠”の松岡修造氏は試合後、コートに降りて目を赤くした。

　日本男子のツアー制覇は９２年韓国オープンを制した松岡氏と錦織だけで、通算２勝は初めて。８日発表の世界ランクも自己最高の１５位入りが確実だ。優勝賞金の約３０万８０００ドル（約２４３０万円）を手にした２２歳は「とりあえず今日はパーティーでしょ！」とつかの間の興奮を堪能した。

(オオサカ報知参照)