コラ－ジュ廊下展 公民館 新8

　突然ソ連軍が国境を越えて攻めてきたことで、国境に最も近い私たちの街から女、子供を先に逃げることになり着の身着のままで、おにぎりと、（何故か私は神棚を背負わされた）弟は生まれたばかりでおしめなど母と病み上がりの小学２年生が持てる物だけもち、母は乳飲み子をおんぶ、私は３才の妹の手を引き汽車に乗った、恐らく乗り換えだと思うがどこかの街へ下ろされ学校の運動場へ泊まった。この学校の前が砂浜の広い美しい海でこの先どうなるか分からない２年坊主には、たまらない景色だった…後に太平洋の海岸で同じような感動をする、太平洋岸は比較的遠浅の続く砂浜が多い様に思う、北海道でも本州でも感じた。