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葉月(8月)の俳句 【秋】

2015-08-06 | 俳句
Furutone river lantern festival 07d.JPG / midorisyu




散会のあとも踊で家路かな 【更新】 

七夕の俄か歌人の真顔なる 

八月尽ペンキの艶も褪せにけり 

格子戸を開けてすたすた踊の輪 

銀漢の巨大画面を独り占め 

流星のあたり空中戦さ中 

わだつみの声の重さや敗戦忌 

なほ奥の闇に向かって流灯は 

地の端に寓しあなたの稲光 



俳句は随時更新していきます。


文月(7月)の俳句 【夏】

2015-07-05 | 俳句

河津七滝 - kawazu waterfall / hogeasdf




川開電車のあかり川巾に 【更新】

西日中ふと甦るよいとまけ 【更新】

常夏の国より暑中見舞かな 【更新】

氷水目の高さにて削られし

滝壺の他は静まりかへりけり

サングラス海写しをり荒れてをり

鎌首を舳先に代へて蛇渡る

御燈の揺れを誘ひて滴れり



俳句は随時更新していきます。


水無月(6月)の俳句 【夏】

2015-06-17 | 俳句
こいのぼり
Boy's Day / Japanexperterna.se


尺蠖の己を計る尺持たず 【更新】

季語の首すげ替へられし句の暑さ 【更新】

うそ泣きの本気に変はる暑さかな 【更新】

薫風や明治より馳せ人力車

出合ひたる蟇先住を纏ひをり

蚊の声の再三なれば空耳に

蚊のあはれわが血を吸ってしまひけり

蟻の道われ近寄れば手話のみに

より深き闇になりけり螢狩



俳句は随時更新していきます。

皐月(5月)の俳句 【夏】

2015-05-06 | 俳句
こいのぼり
Boy's Day / Japanexperterna.se


横浜の初夏やかをりのチョコトリフ【更新】

雨上がり水を得たるや鯉のぼり【更新】

豊かなる風や朝餉の鯉幟【更新】

思ひ切り泳げよ泳げ鯉幟

幟竿にしがみつきたる五月鯉

空堀を蓋ふ葉桜なりしかな

葉桜や車夫の踏ん張り解かれをり

散髪を終へて祭となりにけり

山車の子の粋な姿で手を引かれ



俳句は随時更新していきます。

卯月(4月)の俳句 【春】

2015-04-08 | 俳句

ピンクの / sor

 

やっと来た電車は貨車だ四月馬鹿 【更新】

花咲けば花の世になる可笑しさよ

風が乗り花の天井抜け来たり

外堀の次ぎは内堀さくら散る

破顔一笑満満の花こぼれ

とどまれず落花一片翻り

競漕の二艇隔たず橋の蔭

石鹸玉飛んだで毀れもう一度

風船や色とりどりにちりぢりに



俳句は随時更新していきます。