昨日の森本さんの記事の続きです。
小学1年生で汎発形円形脱毛症を発症した森本さんは、
4年生で野球をはじめます。
その理由の一つには、帽子の存在でした。
周りも帽子をかぶっているので「自分だけ」という不自然さもない。
どんどん野球にのめり込んでいき
「夢中になれる野球や友達との時間を大事にするよう意識し、
悩みから解放されていったと思う。」
効果が感じられない病院通いも5年生でやめました。
昨年末に改訂された日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインでは、
「治療せずに経過観察のみ」も「行ってよい」
と新たに明記されました。
重症の円形脱毛症の場合、長年治療しても改善しないこともある。
現実を踏まえ、患者・家族の負担感を考慮し、治療に固執しないという選択肢も示した。
とされています。
逆境でも周囲の雑音を気にせず、自分なりにやるべきことに集中し、
全力疾走を心がける姿勢につながったという森本さんの自叙伝、
「気にしない。」
も読んでみたい本の一冊です。
hair make art.
048-591-6614