蔵出し 『２月のお散歩』

白太郎「まだまだ寒いけど、今日も張り切ってパトロールにGo!!!」

白太郎「今年も、トマト畑作るのかなぁ～？」

白太郎「小腹が空いたし、ちょっとおやつ食べに戻るか・・・。」

虎美「ずるいでしゅーっ！！」

　　「お兄ちゃんばっかり、好きな所に行ってるでしゅーっ！！」

ROCK「こらーっ！白太郎、おやつは後だ、後っ！！」

　　   「虎美っ！どさくさ紛れに首輪外して逃げようとするんじゃないっ！！」　

白太郎「お前のせいで、俺まで怒られたじゃないかっ！」

虎美「言い掛かりでしゅっ！」

ROCK「我侭したり、二匹仲良くしないなら、もう帰るよっ！」

白太郎「いや、俺様は脱走企てた番長を注意していただけでな・・・」

虎美「ふんっ！警備中のおやつとか我侭言ってたのは誰でしゅ？」

白太郎「お前という奴は、兄を立てるという事が出来んのか？」

虎美「モシャシャ様みたいな立派なお兄ちゃんなら、幾らでも立てるでしゅよ。」

白太郎「ふんっ。詰まらん議論は止めて、俺様は虫探しをする事にするぜっ！」

虎美「虫さん・・・。」

白太郎「ここら辺にいそうだぜっ！」

虎美「まだ、虫さんの出て来る時期じゃないと思うでしゅ。」

白太郎「うんにゃ。絶対にいるっ！！」

白太郎（ガサ、ガサ）「何処だーっ！虫出て来ーい！」

虎美「いないって、言ってるでしゅのに・・・。」

白太郎（ガサ、ガサ）「ふが、ふが。」

虎美「・・・。」

白太郎「やっぱいねーわっ！飽きたから帰る。」

虎美（ダッ！）「次は、あたしの番でしゅーっ！！」

ROCK「結局、虎美もやりたかったんじゃん。虫探し・・・。」