白次郎登場っ！

豹「ＲＯＣＫた～ん、ただいまでちぃ～っ！」

ＲＯＣＫ「脱走しといて、ただいまでち～っ！で済むと思ってるのかっ！！」

豹「そんニャ事より、お友達を連れて来たんでちぃ～っ！」

　  「紹介するでちよっ♪」

ＲＯＣＫ「何ぃ～っ！不良猫が多いから気を付けろって、モッシャーが言ってただろっ！」　

　　　　  「んっ！葦の向こうのあいつか・・・？どんな不良猫なんだ・・・」

？？？「よいしょっ！」

ＲＯＣＫ（心の声）「うっ！可愛い・・・?」

？？？「豹ちゃ～ん！どこぉ～っ？」

ＲＯＣＫ「豹ちゃんは、お家に戻ったんだよ。」

　　　　 「君は誰かな？」

白次郎「え、ああ・・・。俺は白次郎って言うんだけど。」

白次郎「おっ！この落ちてるカリカリ食べてもいいか？」

ＲＯＣＫ「あ、うん。いいよ・・・。」

白次郎（カリ、ポリ・・・）

ＲＯＣＫ「も、もしかして、君のパパは白面っていう喧嘩の強い猫さんじゃ・・・？」

白次郎「えっ、何で俺の親父知ってんの？」

ＲＯＣＫ「やっぱり・・・。白面は以前、ここのボス猫をしてたんだよ。」

白次郎「へぇ～っ。さすがは俺の親父だな。喧嘩強かったもんなぁ～っ。」

　　　　 「あ、それじゃあ、俺の兄貴の事も知ってる？お袋違いの兄貴がいるんだってよ。」

ＲＯＣＫ「あ、兄貴猫ですか？も、もちろん知ってますが・・・（汗）」

白次郎「やっぱ喧嘩の強い猫なんだろうなぁ～っ・・・。」

ＲＯＣＫ「・・・（滝汗）」

ＲＯＣＫ「は、白次郎君、その話はまた今度で・・・。」

　　　　  「そ、そうだっ！君のパパも好きだったシーバだよっ！！」

白次郎「シーバ？これもカリカリじゃん・・・。」

白次郎（カリ、ポリ・・・）「何っ！これ、すっげーうめぇ～っ！！！」

ＲＯＣＫ「でしょ、でしょーっ。色んなカリカリの中でも、最高の味なんだよっ☆」

白次郎「こんなうめーカリカリが存在するとはっ！世の中広いぜ～っ！！」

ＲＯＣＫ「この角度からの横顔が瓜二つだよなぁ～っ。」

　　　　 「白太郎よりちょっと若そうだけど、精悍な顔してるよ。」　

ミルク「この子がお友達でちか？」

豹「そうでち。中々カッコイイ猫さんなんでちっ☆」

ノリママ「どれ、どれ。あたしにも会わせて頂戴な・・・。」

白次郎「おばさん誰？」

ノリママ「あなたのパパのお嫁さんよ♪」

白次郎「じゃあ、おばさんが腹違いの兄貴のお袋なんだねっ！」

　　　　 「兄貴はここにいるの？やっぱ、喧嘩番長とかしてるのか？」　

ノリママ「ふふふ。番長どころか、王様猫になるのよっ！」

ＲＯＣＫ「うわーっ！うわーっ！ノリッ、余計な事言うなぁ～っ！！」

ノリママ「な、何でよぉ～っ！キャーッ！何処に連れて行く気ーっ！！」

ＲＯＣＫ「おばさんは、パトロールの時間なんだ。またね～っ！」

ノリママ「昼間のパトロールなら、もう終わってるわよ～っ・・・！」

ＲＯＣＫ「いいから来いってのっ！！」

白次郎「賑やかな家だね。」

豹「そうなんでち。毎日とっても騒々しいお家なんでちよ。」

　 「白太郎お兄たんには、今度会わせてあげるでちよ。」　

白次郎「兄貴の名前は、白太郎って言うんだ。会うのが楽しみだぜ・・・。」