日々感謝しながら・・・

毎日が何事も無く過ぎる事の幸せに感謝しながら
庭の花々と日常生活でふと思う事等々を綴ります

初の大親友が・・・

2017年10月05日 | 振り返って思う事
小学4年生の時だった人見知りの<花爺>に親友が出来た

2学期になった9月 一人の男の子が転校してきた
当時・二人掛けの机だったが<花爺>の隣は開いていた
転校生の彼が開いていた<花爺>の隣に座る事になった
O君
そう・昨日アップしたあのO君でした

いろいろと学校の事を教えているうちに
彼が<花爺>に似ている事を知った
家族構成が全く同じだった事も有った
両親と2人の妹・・・その妹2人が<花爺>の妹2人と同じ歳
環境が同じためだったからか彼も人見知りをするようだった
一気に仲良くなり 毎日どちらかの家で遊ぶようになった

彼の家は線路の向こう側の里山方面で自然豊かな処
我が家は海が近いという事で2人で遊ぶには事欠かなかった
丘や林や小川は 珍しく感じて楽しい遊び場だった
一方彼も広い海で潮が引いたら「潮干狩り」
夏は我が家から海水パンツ一丁で「海水浴」へ
共に一人でいるのが好きだったのがウソの様に毎日遊びまくったものだった

彼とは中学・高校も一緒だったが残念ながら
彼が野球部に入ったために日頃の行き来は途絶えてしまった

それでも大学時代に彼の父親の会社で共にアルバイトもした
レコードプレイヤーのターンテーブルに敷く丸いウレタン作りだった
ただ・飛び散るほこりがすごかったので短期間で止めさせてもらった

彼とはたまに会う程度になっていたが
お互いに社会人になった頃 親の仕事を継ぐと言っていた彼・・・
暫くしてから 入院したことを耳にした
気管支炎からの肺の病気と聞いた・・・

結婚して実家にいた時期に<花爺>を訪ねて来た日が有った
<花婆>さんは初対面となったが私は休日出勤していた

それからひと月もしないうちに彼の訃報を突然知らされた
初めて出来た大親友があっけなくこの世を去ってしまった 24歳だった

葬儀の時・位牌の前から離れようとしないお父さんの背中を見ながら
お母さんが<花爺>に涙ながらにこう言った
「私は お父さんの仕事を継ぐのは反対だった」
「もっと強く反対して一般の会社に入らせるべきだった」と・・・
でも<花爺>は彼の性格を知るのでそれをしなかった彼の事も良くわかった

結局・あのほこり(ウレタン埃)が肺を犯してしまったのが原因だったらしい

山・川・野原を駆け回って遊んだ小学時代の思い出だけが残った
その時の話を酒でも酌み交わしながら懐かしく話す相手が居なくなってしまった

今日は・いい思い出を残してくれた彼をしのびながらこの記事をアップした

(続く)


物干しに 赤とんぼ が止まっていた。。。秋なんだよな~



メドーセージ の花がまだ元気に咲いている・・・