日々感謝しながら・・・

毎日が何事も無く過ぎる事の幸せに感謝しながら
庭の花々と日常生活でふと思う事等々を綴ります

2匹めの犬「ぺス」

2017年10月09日 | 振り返って思う事
「クロ」が居なくなってからひと月ほどで子犬がやって来た
近所で貰い手を探していたのを聞き母が頂いてきたのだ
スピッツと雑種のミックス犬で中型が予想された
身体は真っ白だが目のあたりから立っている耳にかけて薄茶
生後・ひと月弱だったので暫く家の玄関の中で飼う事にした

当時は室内犬と言う言葉もなかったと記憶してるのだが…
名前は「ぺス」と名付けたがその経緯は覚えていない

よく絡み付くのでコロコロと転がすのが遊びだった
少し強く転がした時でも「キャン!」と鳴く事は無かった
大きくなるにつれ甘噛みとは言え痛くなってきたので
軍手を着用・それを手にしただけで遊べると大喜びしていた

その為か足腰が強く野良犬との喧嘩にも負けた事は無かった
片耳をかみ切られた時も相変わらず「キャン!」は無しだった
近所の放し飼いの「ジョン」という柴犬が遊びに来るのだが
様子を見ていたら<子分>といった扱いをしていた

頭もよく 一通りの芸は直ぐに覚えた
又・玄関・廊下・台所の意味もわかっていて言うだけで
その場所へ移動するようにもなった

一か所に固定した鎖では無く物干し棒と立木の間10m程を
太い針金で結び輪を通して移動できるようにしてやった
餌はまだ前と同じで残飯がほとんどだった

小学の高学年~中学・遠浅だった潮の引いた海を駆け回りもした
元気一杯に飛び回っていた「ぺス」だったが8年を経たある日
学校から帰ってきたら母と妹が心配そうに「ぺス」を見ていた
フェラリアにかかってしまい ここしばらく辛そうだったのだ
「大丈夫か?ぺス!」と抱き抱えてやると弱く尻尾を振った
そして「ク~ン」と一声鳴いて息を引き取った
「お兄ちゃんが帰って来るのを待ってたんだね」と妹
涙が止まらなかったのを今でもはっきり覚えている
そしてこれがトラウマで犬を飼う事が出来なくなった

それから10年・・・ひょんな事で3匹目の犬を飼う事になった



いろいろな <ホトトギス>が咲く庭で今日はまた違う花が・・・