背中のホック

羨ましかった彼女も。

ついこの前まで、羨ましかった彼女。
仲睦まじい夫婦だったから。
でも、彼女も私と同じ世界に来てしまったの。
彼女がこれから歩むであろう年月。
私にはわかりすぎて。

どんな声をかけても意味ないの。
慰める言葉なんて無いから。
ただ、自分の力で乗り越えるしかなくて。

羨ましかった彼女だったけど。
今日は支えてくれる人がいなくて。
支えなきゃいけない娘たちは、
それぞれの夫に支えられてて。

いずれにしろ、これからは一人。
一人で生きていく術を身につけるしか。

私でよければ力になりたい。
でも、何にもできないのよね。
彼女を救えるのはただ一人だけだから。

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