唯一無二の一投なり

花見月の釣りブログです。能登での釣りが中心です☆彡

パラダイス【月虫】

2022年07月17日 08時56分29秒 | クロダイ

総合力ですよ

ナカジマンのこの言葉が胸に響きました

 

みなさんは,「月虫(げっちゅう)」というルアーをご存じですか

ハルシオンシステムというメーカーのルアーですが,能登を代表するアングラーであるナカジマンが監修のもと,つり具センターあさのがオリジナルカラーを販売しています

このオリジナルカラーに関しては,富山湾のホタルイカパターンにおいてクリア系カラーを中心に爆発的な人気を博し,北陸の地に月虫の名を広く知らしめました

そもそも月虫は、小型ミノーでありながらどんな流れのあるところでも,しっかりとしたウォブリングアクションで泳いでくれる名作ルアーです

その月虫ですが,同じくナカジマン監修のもと今回はチニング用の新色を販売することになりました

昨シーズンのこと

夏場にナカジマンからLINEを通して大量のクロダイの画像が連日送られてきたことを思い出します

たしかワンシーズンだけで340匹以上は釣ったとか・・

実はそのときから新色の開発に取り組んでおり,今シーズンに満を持してあさのオリジナルカラーとしてチニング用カラーを販売することができました

販売したカラーは「マジョーラ」と「赤金」

私は人気のルアーだから,もっとカラー展開をしても良いのではないかと話しましたが,ナカジマンは実釣に実釣を重ね,自信をもって釣れると断言できるこの2色に厳選したようです

ここに彼のこだわりが感じられます

先述の通り,売ることだけを考えるのなら,「釣り人の嗜好」に沿うようなホロ系やチャート系カラーのようなものでもよかったかもしれません

しかし,オリジナルカラーとして販売する以上,釣果においては既成のカラーを上回り,多くの人に確実に釣ってもらいたいという強い思いがあるようです

 

そんなある日,花はいつもシーバスしか釣らないのでクロダイにはあまり興味がないと話すと,シーバスだけにこだわらず様々な魚種をターゲットとした釣りを経験することで,釣りの技術がさらに向上するはずだと教えてくれました

 

「その時期に一番適う魚や場所,方法を選ぶことができるような広い視野と柔軟な姿勢で釣りをすることが大切であり,

釣りってまさに,総合力なのですよ」

 

この言葉を聞いて,私は月虫の新色を購入しました

 

そして,休日の夕方

南方から雷鳴が聞こえ,黒い雲が近づいてきます

30分1本勝負かな

しかし,自分より先に現地入りをしていたナカジマンがすでに13枚もあげたそうです

そんなことあるかい

半信半疑でマジョーラカラーの月虫を投げます

えっ?(+_+)

即45センチオーバーのクロダイが掛かりました笑

ネットを使わず,抜き上げようと思ったらスポンと落ちましたが,すぐに釣れました

それからは1投ごとに良型のクロダイが掛かりました笑

うそやろ・・

開いた口がふさがりません・・

ナカジマンがこちらを見て,

ね,釣れるでしょうと笑みを浮かべています

この日は濁りが入っていたので,定番のチャートも投げましたがノーバイト・・

マジョーラに近いブラックは,1バイトだけ・・

そして,またマジョーラに戻すと・・

いやいやいや!

あり得ない!

なにこのルアー!?

(*ノωノ)

クロダイパラダイスです笑

 

そもそもマジョーラとは聞き慣れない言葉ですが,光の当たり具合によって見え方が変化するカラーのことです

そして,今回はシンキングタイプの沈(ちん)を使用しました

私はフローティングタイプの浮(うき)よりも沈が好きです

この時期のクロダイは甲殻類を捕食していることが多いため,沈めて使えるタイプの方がよいと思ったからです

それにロッドを立てながら巻けば,表層も引けますしね

そんなこんなで40分ほど経ったところで雨が当たり始め,指に静電気もきたのでロッドを仕舞いました

こんな短時間でも40センチ前後が10匹は釣れたかな(;^ω^)

たった40分でさっそくクロダイの歯形だらけ笑

ちなみに、マジョーラカラーのパッケージには「ナカジマジョーラ」と記載されています

真夏の過酷な状況下での実釣テストを繰り返し、苦労の末ようやくこの色を導き出したナカジマンならではのカラー名です

 

それにしても、チニング…

食わず嫌いでした

この時期はチヌトップしかない!と思い込んでいましたが,別にトップの釣りにこだわる必要はなく,ミノーを使ったチニングの方が断然釣れると思いました(*^^)

オリジナルカラーの月虫・・神ルアー,認定です(^^)

 

にほんブログ村 釣りブログ 北陸釣行記へ

こちらも



最新の画像もっと見る